三菱UFJセキュリティーズの大宮弘幸氏が米国のクレジット残高が増加してきていて、今年に入ってからドル高を伴って株価も高くなってきているのは、とてもよい兆候だと話されていました。
本当によい兆候なのか私自身は疑問に感じています。あくまでも、今回の世界的な大不況(金融危機としないのはリーマンショック時のような危機は現在はないから)はなにも、個人のクレジットバブルが崩壊したことにより起きたのではなく、根本は住宅バブルの崩壊により起きたのです。ならば、住宅価格が上昇してこなければ本当の意味での良い兆候なんて言えないと思います。皆さんご存知のように、今年にはいってから住宅価格は再度下落に転じています。確かに、個人のクレジット残高は上がってきていますが、アメリカの全体の融資残高は減っていっています。雇用なし、働いていても給料カットでは服や食材は買えても、車や家を買う気にはなれませんよね。
ちなみに日本の住宅価格は、バブル時の高値から60%の下落。アメリカのS&Pケース・シラー住宅価格指数(20都市平均)は、高値から30%の下落。科学は発達しているが、人間のやることは太古の昔から大してかわらないとの持論。となれば、私はアメリカの住宅価格は更なる下落と考えます。
そして、ドル高は良い兆候なのではなく危機への前兆であると。これは、ドルインデックス指数と日本のバブル崩壊後の通貨のトリックを知れば一目瞭然。歴史を知り、歴史に学ぶ。
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賢者は歴史に学び 愚者は経験に学ぶ ビスマルクより
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