2021年10月8日金曜日

金 米議会上院 目先のデフォルト回避へ

 おはようございます。

米株式は3日続伸。NYダウは前日比337.95ドル高の34754.94ドル。ナスダックは前日比152.105ポイント高の14654.016、S&P500は前日比36.21ポイント高の4399.76と堅調。デフォルト回避、エネルギー価格上昇が一服したことを受けてアジア、欧州の株式市場でも安心感が広がりました。日経平均株価は9営業日ぶりの反発です。週末今晩に米9月雇用統計を控えるなか発表された米新規失業保険申請件数も前回から改善し予想も下回り雇用の改善が期待され株価の押し上げ要因となっています。今朝、米議会上院では短期的な米債務上限引き上げ法案を可決し足元のデフォルト回避が避けられる運びとなりそうですが、この効果も12/3までとされ再び年末には米債務上限を巡り米与野党の攻防が繰り返されることになります。


【金標準先物 日足】

三角持ち合いの中心まで戻り今晩の米9月雇用統計を待ちます。市場予想は失業率5.1%、非農業部門雇用者数が50万人増が予想されています。今回で雇用の改善が確認されればテーパリング開始を決定する根拠にもなりますが、同様に賃金の上昇についても注目されてきます。エネルギー価格が高騰していますが、インフレ懸念の芽も出始めており、賃金上昇と労働市場の需給とのバランスが重要とみられています。労働市場の回復がおぼつかない状況で雇用コストだけが上昇となる場合には、金融当局者の「インフレは一時的」という見方が疑問視されてきます。また前米財務長官ムニューチン氏はバイデン政権の過剰財政支出、債務上限引き上げについて「これが継続的なインフレになることを心配している。米10年国債利回りが3.5%に上昇して連邦政府債務のコストをまた押し上げ、財政問題を発生させる結果になりかねない」と警告しインフレ圧力の証拠は原油価格の上昇としています。足元のデフォルト回避は一時的な安心感にしかならず。

 

【白金標準先物 日足】

約15万5000人を組合員を有する南アフリカ最大の金属労働者組合、南ア全国金属労働者組合(NUMSA)が会社側と賃上げを求めて無期限ストライキに入っている模様。南アではインフレ率が約5%となっており、インフレ率+2%を要求しているようです。ストライキが長期に渡った場合、鉱山労働者・建設組合(AMCU)のような鉱山労働者のストライキではないので白金の供給側ではなく、自動車部品のサプライチェーンなど白金の需要側に影響が出る可能性もあります。株価の反発に連れて戻りの入った相場展開となっていますが、根本の自動車生産の増加への兆しはまだ見られず。

 

 

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約15万5000人の組合員を有する南アフリカ全国金属労働者組合

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