2021年10月7日木曜日

金 インフレの芽

 おはようございます。

昨晩の欧米市場は株式・コモディティーが大きく乱高下。アジア時間から欧州時間に渡ってエネルギー価格の上昇によるインフレ懸念が強まり長期金利が上昇。これを嫌い株式やコモディティー市場は軟調な地合いでしたが、ロシアが天然ガス供給について安定化を図るとしてエネルギー価格が反落して市場に安心感が広がりました。また米ADP雇用者数も前月から改善を見せ株価の反発を後押しした模様。インフレ懸念が緩んだことで金利もやや低下し貴金属は上昇の動きとなりました。米時間午後には共和党マコネル上院院内総務から短期的な債務上限引き上げが提案され、米債務不履行懸念も一部後退しています。NYダウは前日比102.32ドル高の34416.99ドル、ナスダックは前日比68.081ポイント高の14501.911、S&P500は前日比17.83ポイント高の4363.55と主要3指数反発。

また本日まで中国は国慶節の連休ですが、明日10/8から中国市場は再開。


【金標準先物 日足】

天然ガス・原油価格などの上昇でインフレ期待値が上昇。10/5現在でBEI(ブレークイーブンインフレ率)は2.44まで上昇しており、これは1900ドルを超えていた6/2以来4か月ぶりの水準。金利上昇観測も強いため、当時に比べると上値を抑制する要因も強いですが、インフレに対する警戒もまた生まれてきているとみられます。単に金融緩和による不動産価格上昇など、資産インフレについては金融政策の調整が効果的ですが、現在の物価上昇は資源供給の問題も抱えてきており、景気回復を阻害する恐れも出てきます。週末の米9月雇用統計で追加失業保険給付期限後の雇用回復状態が確認されると同時にまた賃金の上昇率など、インフレの芽となる指標も注目されることになります。

 

【白金標準先物 日足】

白金価格はエネルギー価格の下落で景気後退リスクが低下したことから株式同様に反発したとみられます。欧州では経済指標は優れず物価上昇と同時に景気後退に陥るスタグフレーションが意識されています。インフレ懸念だけでは「金」と同じような上昇にはなりにくいと判断しています。夜間立ち合いでは直近安値を更新し3356円(18:45)まで下げた後、今朝の寄付き後3488円(8:50)まで上昇。9/27終値3517円を超えることができるかどうか?ドル建てで1000ドルが上値の壁になっているとみられ、まだ上値は抑えられるとみています。

 

 

 

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