米株式はダウが反落しナスダックが小反発とまちまちの展開。NYダウが前日比225.09ドル安の44368.56ドル、ナスダックが前日比6.095ポイント高の19649.950、S&P500は前日比16.53ポイント安の6051.97。米1月消費者物価指数(CPI)はコアCPIが前月比0.4%前年同月比3.3%、総合CPIでも前月比0.5%前年同月比3.0%の伸びとなり、インフレ抑制の進展が滞っていることをあらためて浮き彫りとなりました。労働市場の底堅さとインフレ動向を併せて考えると、FOMCは予測可能な将来において金利を据え置き、追加利下げの可能性が低くなります。為替は米長期金利が大幅に上昇しドル買いが先行し、1ドル154.40円付近までドル高円安が進みました。また米トランプ大統領と露プーチン大統領が電話会談し、ウクライナでの戦争を終結させるための協議を開始することで合意したと伝えられると、ユーロやポンドなどの欧州通貨が対ドルで上昇。また原油価格もロシア・ウクライナの停戦で供給不安が和らぐとの見方から前日比1.95ドル安の71.37ドルと大幅に下落。
【ドル円 日足】
【NY金 日足】
【OSE金標準先物 日足】NY金4月限セツルメント(清算値)は前日比3.9ドル安の2928.7ドルと小幅続落。しかしアジア時間から「米露首脳ウクライナ停戦交渉を協議することで合意」と伝えられると対ドルでユーロが上昇。結果、対主要通貨でドルが売られドル安を受けてNY金価格が時間外で上昇しています。13:40には2947.7ドルまで上伸してきており朝8:45の日中取引寄付き時間での水準2926.4ドルからは約20ドルの上昇となっています。OSE金標準先物12月限は14401円(8:45)で朝は寄付き、14522円(13:46)の最高値更新まで約120円上昇、前日比では200円以上の大幅上昇の展開。米CPIではインフレ圧力が示され追加利下げ観測は後退したものの、対主要通貨でドル安に振れたことでドル建て価格では上昇に弾みがついています。目標値とされる計算値を次々にクリアし24年8月下落の倍返し14554円、24年12月下落の倍返し14950円も意識せざるを得ない展開に。インフレ圧力強まる関税政策を打ち出しているもののトランプ大統領がFRBに対し追加利下げを要求していることも金の押し上げ要因に。
【NY白金 日足】
【OSE白金標準先物 日足】NY白金4月限は前日比12.8ドル高の1048.5ドルと昨年10月の高値1064.6ドル(10/30)迫る上昇ですが、国内円建てOSE白金標準先物12月限は前日比17円高の4797円(14:34)と伸びがふるわず。貿易戦争による自動車産業への影響が不透明でもあり素直には上がれない様子。
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