13日の米株式は大きく調整安の動きとなりました。NYダウが前日比797.60ドル安の47457.22ドルで5日ぶりの反落。ナスダックは前日比535.902ポイント安の22870.555で3営業日続落、S&P500は前日比113.43ポイント安の6737.49と5日ぶりの反落となりました。米サンフランシスコ連銀のデーリー総裁が「12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)会合で利下げを実施すべきかを判断するには時期尚早」と指摘、また米セントルイス連銀のムサレム総裁も「インフレ率が当局目標の2%を上回る現状では追加利下げには慎重に臨むべきだ」との見解を示し、相次ぐFRB高官の追加利下げに対する慎重な姿勢が、株式市場での利益確定売りを促しました。14日本日の日本市場でも、日経平均株価が900円を超す下げとなるなど株式が急反落。利下げ観測が後退した米国の景気先行き懸念が広がり、リスク回避の売りが優勢となった一日でした。
【ドル円 日足】
【NY金 日足】[SPDR金ETF残高推移]【OSE金標準先物 日足】13日のNY金12月限は前日比19.1ドル安の4194.5ドルと4200ドルを維持できず反落。アジア時間でも4165ドル前後まで値下がりし上値が重い展開となりました。円建てのOSE金標準先物10月限も本日14日の日中取引終値は前日比197円安の21220円と反落。ドル円が高市政権の財政拡張路線を見越した円安地合いであるものの、昨年の為替介入水準とあって155円台は警戒感も強いようです。昨晩は米利下げ観測が後退したことを材料に株式と同時に値下がりし、金融商品としてのリスク回避の動きに同調した値動きとなりましたが、12日のNY金総取組高は48万枚まで膨らみ、またSPDR金ETF残高も増加してきていることから一時的なポジション調整が強いられたとみるべきと考えています。来週には9月米雇用統計が発表されるとされていますが、10月分の米雇用統計や今後その他の米経済指標発表予定はまだ不明なため憶測等で上下する展開となる可能性もありますが、ETFや先物市場での「金」市場への資金流入は増加傾向になるとみられます。
【NY白金 日足】【OSE白金標準先物 日足】本日14日のOSE白金標準先物10月限は前日比162円安の7403円と反落。金融市場全体のリスク回避の動きによって白金も反落しました。中国で白金、パラジウムが取引される中国初の貴金属デリバティブ市場が開設されることとなり、広州先物取引所が開設の認可を得ました。これによって中国国内倉庫在庫が公表されることになるため、これまで不透明だった中国国内の在庫データが公開され、需給動向を探ることができるようになります。数週間以内に先物取引が開始される見通し。白金取引がより活発になることを期待。
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【2025年】
11/1(東京) 講師:三世一目山人(細田哲生)
10/18(東京) 講師:水上紀行
9/20(東京) 講師:エミン・ユルマズ
8/2(東京) 講師:藤代宏一
7/26(東京) 講師:YEN蔵
6/28(東京) 講師:水上紀行
5/17(東京) 講師:江守哲
4/5(東京) 講師:池水雄一・大橋ひろこ
1/25(東京) 講師:水上紀行
【2024年】
10/19(東京) 講師:水上紀行
9/21(東京) 講師:三次理加
9/7(東京) 講師:高野やすのり
7/20(東京) 講師:三世一目山人
7/6(東京) 講師:YEN蔵
4/6(東京) 講師:山中康司
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