2010年10月5日火曜日

騙されるな!!

 大阪地検特捜部の証拠隠滅事件で、前田容疑者の上司である前特捜部長の大坪弘道(57)=現京都地検次席検事=、前同部副部長の佐賀元明(49)=現神戸地検特別刑事部長=は意図的な改ざんだとは思わなかったと。前田容疑者は、意図的に改ざんしたことを上司に伝えたと両者が全く反対のことを言っている。

・前田容疑者⇒郵便不正事件で証拠品として押収されたフロッピーディスク(FD)のデータを改ざんしたとして、証拠隠滅の疑いで逮捕。

・大坪容疑者と佐賀容疑者⇒証拠隠滅をした前田容疑者を隠匿したという疑いで逮捕。

 これが今テレビや新聞で伝えられている全体像です。しかし、これはフェイクです。彼らがやったことによって本当に問われなければならない罪は、特別公務員職権乱用罪です。

公務員職権濫用罪公務員がその権を濫用して、人に義務のないことを行わせ、又は権利の行使を妨害する行為。

 要するに、人を逮捕・勾留できる権限のある人間が、無実の人間を無実だと知っていながら、自分の都合で捕まえて監禁したのである。

 最高検察庁は、特別公務員職権乱用罪の適用を逃れるために、証拠隠滅と犯人隠避という罪状にすりかえて、3人にメディアと国民の攻撃を集中させ特捜検察解体という話にならないようにしている。要するに、トカゲの尻尾切り。 

 また特別公務員職権乱用罪となれば、最高検察庁も無傷ではいられない。となると、自分達の組織に対するダメージが最小になるように必ず結論を出すに決まっている。

 このように収められない為にも、内閣や法務大臣が第三者を指名して捜査させるべきである。相撲協会だってやったことである。

 そして、小沢強制捜査。この大インパクトの話題の中、粛々とトカゲの尻尾切りが行われ何事もなかったかのように忘れ去られる。

0 件のコメント:

コメントを投稿