2010年4月19日月曜日

SEC、ゴールドマン・サックスを提訴

 米証券取引委員会(SEC)は16日、低所得者向け高金利住宅ローン(サブプライムローン)関連の資産を裏付けとした債務担保証券(CDO)の組成に絡み、投資家に「重要情報」を隠したまま商品を販売したとして、詐欺の疑いで米金融大手ゴールドマン・サックス(GS)を訴追したと発表。 SECによると、GSは著名投資家のジョン・ポールソン氏が運営するヘッジファンドと共同でCDOを組成。総額約109億ドルでこの商品を販売し、購入した機関投資家らに10億ドル超の損害を与えた疑いが持たれている。GSはこの商品を販売する際、ポールソン氏のファンドが組成にかかわっていたことを顧客に知らせなかったほか、ポールソン氏がサブプライム関連商品の価格下落を見越して空売りを仕掛けていたことも説明しなかった。SECは「説明を怠ったのはGSの責任」として、ポールソン氏は訴追対象に含めなかった。 GSは同日、声明を発表し「訴追には全く根拠がなく、会社の名誉を守るため、徹底的に戦う」と表明した。
 ポールソン氏は、住宅バブルの崩壊を見越した運用で、ファンドに多額の利益をもたらし、07年1年間で37億ドル(約3400億円)とヘッジファンド業界の歴代最高報酬を獲得していた。また、同氏は、アメリカの金ETFを1番保有している人物です。一昨年、暴落した時の700~800ドル台で大量に買っていたそうです。

 では、なぜこのタイミングでSECは出してきたのか?オバマはどうしても金融規制を通したかったのかと。また、過熱気味の市場を冷ましたかったのだと思います。金融危機のときには助けてあげたのに少し調子に乗りすぎだよと。ドバイショックのように一過性のものとなるのか?

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