2023年5月1日月曜日

金 米銀行システム危機への懸念再燃

おはようございます。

今週からGWを迎えますが、米FOMC(3日)、ECB理事会(4日)など欧米の金融政策発表が予定され、為替市場を中心に市場が大きく振れる可能性があります。
岡地では5/3より国内市場の『祝日取引』に参加いたします。手続き上、まだ対面取引での取り扱いとなりますのでご不明点あれば各担当までご連絡ください。

週末の米株式は主要3指数とも続伸。半導体大手の他、大手企業の好決算を好感して株価は大きく上昇して終了。ただ一方ではPCEデフレータや雇用コスト指数の上振れで金融引き締めの長期化が懸念され、また米中堅銀行のファースト・リパブリック銀行の入札による経営破綻の可能性やFRBが中堅銀行に対する規制を強化する方針が示したことから、景気への影響が不安視されています。

ドル円は大幅に円安ドル高が進行。週明けの本日アジア時間からも円安が加速し1ドル136.77円(09:27)まで円が売られています。週末の日銀金融政策決定会合で植田新総裁体制でこれまでの金融緩和政策を踏襲したことで、一部では政策修正を見越した投機筋の円買いドル売りポジションが巻き戻されたとの指摘。

【金標準先物 日足】

週末のNY金6月限はほぼ横ばいの前日比0.1ドル高で1999.1ドル。米インフレ指標の強さからFOMCでの利上げをほぼ確実視する見方から金融引き締めの長期化が懸念され上値を抑えられる一方で、米金融機関の経営不安で安全資産への逃避買いが下値を押し上げている様子。国内OSE市場では大幅な円安ドル高の進行で円建て価格が上昇。週末の夜間立会いで金標準先物4月限は前日比90円高の8690円(29日06:00)で終了、週明け本日は前日比94円高の8694円で始まり8712円(09:27)まで上伸して史上最高値を更新しました。新値足では一旦売り線が入ったものの4/14終値8682円を超えて本日終了すると再び陽転となります。米金融規制の強化により安全資産への需要は高くなるとみられ、NY金は2063.4ドル(4/13)突破に向けた動きとなる展開を予想しています。

 

【白金標準先物 日足】

週末のNY白金もドル建ては小動きで中心限月7月限は前日比3.1ドル安の1090.1ドル。国内OSE白金標準先物4月限は円安によって押し上げられ本日は前日比39円高の4607円(08:45) で寄り付き、高い水準を保っています。NY白金のCFTC建玉明細では2週連続で投機筋の買い越しポジションが拡大、総取組高も4/18以降増加傾向が続いており27日時点で73,451枚まで増加。南アの電力供給削減も一旦緩和されていますが恒久的な電力不足は今年の生産量を減少させると予想されています。一方で国内OSE市場では総取組高は玉整理により減少し、一般玉は21日時点(終値4610円)で売り越しに転じていることが確認されています。ここからの上振れの動きには大きな相場に発展する可能性を秘めていると考えます。


 

 

 

 

 

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