金 ECBは債券利回り上昇を抑える姿勢

おはようございます。

米株式は米追加経済対策法案がバイデン大統領の署名で成立したことを好感し上昇。NYダウは前日比188.57ドル高の32485.59ドルで5営業日続伸。取引時間中の最高値更新も4営業日連続で更新となります。ナスダックも前日比329.84ﾎﾟｲﾝﾄ高の13398.67。S＆P500種株価指数は40.53ﾎﾟｲﾝﾄ高の3939.34で最高値更新。米追加経済対策に盛り込まれている一人1400ドルの現金給付や失業給付の上乗せ、また米新規失業保険申請件数の改善したことを好感しています。ECB理事会ではPEPP（パンデミック緊急購入プログラム）の購入枠拡大はありませんでしたが、次四半期には購入ペースを加速し債券利回り上昇を抑制する姿勢を示したことから欧州債の利回りが低下し欧州株も長期金利上昇一服で堅調となりました。

 

【金標準先物　日足】

昨日は日本時間で大きく上昇。昨日の日中立ち合い終値は6064円となり日足チャートの新値足は陽転。ドル建てにおいても日本時間に上昇した1738.0ドル（17:46）が高値となりましたが、欧州時間、NY時間に渡って軟調な動きとなっています。ただ米30年債入札も前日の10年債同様に無難に終えたことで米欧での長期金利上昇が落ち着き下値が限られた動きになっています。再度6200円を目指す動きになっていると考えています。

 

【白金標準先物　日足】

昨日の上昇でムードが一変し日中立ち合いにおいても朝の安値から100円以上の上昇となりました。NYダウの上昇が白金市場にも安堵感を与えたような動きなっています。MACDなどテクニカルな面からは買転換しているとは言えませんが、ボラが大きい分乖離も大きいため戻りの動きも本格的な買転換による上昇か？判断は難しいところです。青天井だった2月上昇とは異なり高値因果玉も抱えている状況のため上昇モメンタムの継続は難しいとみられ短期的な上下が繰り返されるとみられますが、株価の懸念材料である長期金利上昇が一服したことで次の大きな上昇への準備段階に入っているかもしれません。米SQまでにはまだ一週間あるため、株価の波乱の可能性は否定できず慎重な見方がまだ必要と考えます。

 

 

 

 

 

 

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