2010年3月30日火曜日

訴訟社会アメリカ

 世界で誰よりも多くトヨタを提訴してきた、米テキサス州ダラス在住のトッド・トレーシー氏。トヨタに対して一番昔に提訴したのが22年前だそうです。それ以来100回ほどトヨタを提訴したとか。多くのケースで和解したため、一般には知られていないが、対トヨタの訴訟数では世界一だそうです。また、何回も打ち負かされてきたが、過去6年間でトヨタに一回勝訴した唯一の弁護士だ。

 トレーシー氏いわく近年、トヨタを提訴する頻度は多くなっているそうです。それはトヨタの市場シェアが伸び始めたのと同時だと。 3~4年前、トヨタはついに自分たちがGMを追い越して世界最大の自動車メーカーになることに気付いた。トヨタはその目的を早く達成しようと慌てたのだと。そうしようとするときに、安全、品質にかかわる部分で、少し手を抜いたのではないかと。というのも、今問題になっている車のほとんどは2007年かそれ以降のモデルだからだと。リコールの対象になっているのはそのほとんどが2007年かそれ以降のモデルだと。トヨタが焦ったことを示唆しているように見えるとのことです。


 今トヨタに対して抱えている訴訟の数は16件だそうです。扱っている案件の半分以上は、死亡事故に関連するものだ。(ポリシーとして)死亡事故か重傷事故でないと扱わないと。訴訟社会のアメリカならではという感じ。

 また、他の自動車メーカーと比べて、トヨタに対する訴訟は多いのかというと、あれだけトヨタは車を売っているのに、とても一番には程遠いとか。訴訟数は明らかにGM、フォード、クライスラー、ホンダの方がトヨタよりも多いそうです。

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