昨晩24日の米株式は続落。NYダウは前日比171.50ドル安の46121.28ドル、ナスダックは前日比75.618ポイント安の22497.855、S&P500は前日比18.95ポイント安の6637.97。前日に米パウエルRB議長が株式相場が高い水準にあると認識を示し、また追加利下げについても慎重な姿勢をみせたことが続落の要因となっています。また昨晩、FOMCでの投票権を持つグールズビー・シカゴ連銀総裁も「過度に前倒しで積極利下げをおこなうのに若干慎重になる必要がある」と追加利下げに慎重な見方を示しています。相次ぐFRB高官の追加利下げに対する慎重な意見でドルも買い戻されており、ドル円は1ドル148.90円台へとドル高円安が進みました。
【ドル円 日足】
【NY金 日足】【OSE金標準先物 日足】NY金12月限は前日比47.6ドル安の3768.1ドルと3日続伸から4日ぶりに反落。FRB高官らの発言でドルが買われドル建てでの割高感から上値が抑えられました。FRB高官らの利下げに慎重な姿勢から、26日に発表される米物価指標PCEデフレータに相場の方向性の手がかりを探る展開になりそう。予想は全体が前月比、前年比ともにやや引き上げられる見通し。インフレ率の上昇が示されれば、追加利下げのペースが緩むとの思惑が強くなりドルがさらに買われドル建ての金価格は上値が限られる可能性があります。しかし同時にインフレに対する警戒も強まることでインフレに対するヘッジニーズも強まります。円建ての金価格にとってはインフレ警戒ながらもドル高円安が相場を押し上げる展開が続くことになり、少なくても年内は先高感が強まる展開となりそうです。本日のOSE金標準先物8月限は前日比94円安の18040円(12:28)で週末からの早い上昇ペースから小休止。【NY白金 日足】【OSE白金標準先物 日足】 OSE白金標準先物8月限は前日比11円高の6703円(12:32)と小幅に上昇し4日続伸。チャート的にはレンジ上放れのかたちになっています。ドル高の動きにより昨晩のNY白金ドル建て価格は前日比で反落していますが、昨日の日足大陽線の流れを引き継ぎ、円建てのOSE白金標準先物8月限は直近高値を更新しています。過去最高値となる2008年3月6日の7427円までは遠くない水準になってきています。取組高は増加せずに価格が上昇していることから上値の抵抗も少ない様子で、勢いづくと、あっという間に過去最高値の可能性も。
セミナー 今後の予定
10/18(東京) 講師:水上紀行
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【2025年】
9/20(東京) 講師:エミン・ユルマズ
8/2(東京) 講師:藤代宏一
7/26(東京) 講師:YEN蔵
6/28(東京) 講師:水上紀行
5/17(東京) 講師:江守哲
4/5(東京) 講師:池水雄一・大橋ひろこ
1/25(東京) 講師:水上紀行
【2024年】
10/19(東京) 講師:水上紀行
9/21(東京) 講師:三次理加
9/7(東京) 講師:高野やすのり
7/20(東京) 講師:三世一目山人
7/6(東京) 講師:YEN蔵
4/6(東京) 講師:山中康司
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