ドル円相場ではドル買い円売りが進み150円を突破。昨日の米FOMCではパウエルFRB議長は利下げに慎重な姿勢を示し(ドル高)、日銀金融政策決定会合では2025年の物価見通し、経済成長見通しを上方修正するも植田日銀総裁が物価上昇は目標インフレ率2%に達していないと早期利上げには慎重な姿勢をみせ(円売り)、結果的に日米金融政策の方向性からドル高円安に進行しやすい市場環境となっています。米国の昨日発表された個人支出(PCE)物価指数では依然2%を上回っており早期の利下げ期待が後退し31日の米株式も値下がり。NYダウは前日比330.30ドル安の44130.98ドル、ナスダックは前日比7.226ポイント安の21122.448、S&P500は前日比23.51ポイント安の6339.39と総じて軟調な展開。
【ドル円 日足】
【NY金中心限月つなぎ足 日足】【NY金12月限一代足 日足】【OSE金標準先物 日足】1日本日のOSE金標準先物6月限は前日比122円高の16081円と反発。米FOMC後のドル高でドル建て価格は小幅安でしたが、国内の円建て価格はドル高円安の恩恵を受けて大きく反発しています。米トランプ大統領が新たな高関税率の大統領令に署名し7日から適用されることになり、経済の先行き不透明感から高値水準を維持しているものとみられます。ただNY金のチャートはドル高による割高感による上値圧迫要因もみられトレンドがはっきりしていません。今晩、米雇用統計もあり為替がかなりボラティリティ高くなっており乱高下必至の状況と考えます。【NY白金 日足】【OSE白金標準先物 日足】 前日の銅への関税が限定的となったことで銅価格が急落し、白金もその動きに連れ安。さらに本日はドル高の影響もあり、ドル建て貴金属が急落し、OSE白金標準先物6月限は日中取引では前日比10円高の5876円で終えたものの、流動性の低い夜間取引時間に141円安の5735円(18:16)と大きく値下がりしています。宝飾品需要の増加や供給不足懸念によって下値を切り上げてきていましたが、関税を巡る懸念で投機買いが進んだ反動がこの下げにつながっていると思われます。しかし、NY白金の総取組高は8万枚近くまで減少しており10万枚超えからかなりポジション整理が進んでいるものとみられます。押し目狙いの相場と考えます。
セミナー 今後の予定
8/2(土)岡地セミナー(東京)
講師:藤代宏一
過去開催の相場セミナー
(動画視聴をご希望の方は岡地メール会員にお申込みください)
【2025年】
7/26(東京) 講師:YEN蔵
6/28(東京) 講師:水上紀行
5/17(東京) 講師:江守哲
4/5(東京) 講師:池水雄一・大橋ひろこ
1/25(東京) 講師:水上紀行
【2024年】
10/19(東京) 講師:水上紀行
9/21(東京) 講師:三次理加
9/7(東京) 講師:高野やすのり
7/20(東京) 講師:三世一目山人
7/6(東京) 講師:YEN蔵
4/6(東京) 講師:山中康司
以上の講演動画以外にも大阪会場、また昨年以前に開催の講演動画もございます
お電話でのご相談は 0120-988-528
備考欄に「切り札をさがせ」とコメントを添えてお申込みください
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