おはようございます。
「金」が円建て価格で最高値を更新です。NY金のドル建て価格は3500ドル台乗せ。
週末の米経済指標発表が大きく影響しています。インフレ指標である米7月PCE価格指数は前年比2.6%の伸びが示されました。変動の激しい食品とエネルギーを除いたコアPCEでは前年比2.9%の伸び。いずれも市場予想通りの内容でしたがトランプ関税による物価高の根強さが示されています。一方で米8月シカゴ購買部協会景気指数、米8月ミシガン大消費者信頼感指数[確報値]は市場予想を下回り、景気の先行きにやや不安を滲ませる内容。
米株式は前日にNYダウ、S&P500が過去最高値をつけ、9/1(月)レーバーデーの休日前で利益確定、持ち高調整売りに押されました。NYダウは前日比92.02ドル安の45544.88ドル、ナスダックは前日比249.606ポイント安の21455.552、S&P500は前日比41.60ポイント安の6460.26。
【ドル円 日足】
【NY金 日足】【OSE金標準先物 日足】週末29日のNY金中心限月12月限は前日比41.8ドル高の3516.1ドルと4日続伸。インフレ指標が市場予想の範囲内で、景況感を示す指標が弱かったこともあり、米9月利下げ観測が強まりました。またウォラーFRB理事が講演で、労働市場の鈍化を踏まえて9月FOMCでは0.25%の利下げを支持すると言明したことも利下げに対する安心感にも繋がりました。ただ今回の「ジャクソンホール会合」後の上昇については単なる米利下げ観測ではないとみられます。先週、米実質金利の低下をお伝えしていますが、インフレ圧力が強い中で利下げ観測による金利低下はいわゆる『スタグフレーション』下での環境と言えます。この環境下でリスク回避に適した金融商品が「金」となっている状況とみられます。円建てのOSE金標準先物8月限は前日比212円高の16495円(10:53)で推移。今朝の日本市場寄付きから約60円上昇しています。ドル建てのNY金価格は4月に過去最高値を更新して以降、横這いレンジが続いていましたが持ち合い上抜けの兆候が強くなっています。
【NY白金 日足】
セミナー 今後の予定
9/20(土)(東京)講師:エミン・ユルマズ
10/18(東京) 講師:水上紀行
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【2025年】
8/2(東京) 講師:藤代宏一
7/26(東京) 講師:YEN蔵
6/28(東京) 講師:水上紀行
5/17(東京) 講師:江守哲
4/5(東京) 講師:池水雄一・大橋ひろこ
1/25(東京) 講師:水上紀行
【2024年】
10/19(東京) 講師:水上紀行
9/21(東京) 講師:三次理加
9/7(東京) 講師:高野やすのり
7/20(東京) 講師:三世一目山人
7/6(東京) 講師:YEN蔵
4/6(東京) 講師:山中康司
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