米連邦政府は1日、政府機関の一部を閉鎖。2025年会計年度末までに議会はつなぎ予算法案を成立させることができずに予算切れとなり、米東部時間10月1日午前0時(日本時間同午後1時)に政府機関閉鎖が約7年ぶりに始まりました。トランプ政権の2期通算では3度目となります。過去には2018年12/22から2019年1/25まで史上最長となる35日間閉鎖となり、空港運営などにも影響を及ぼし、GDPに大きな影響を与えました。今回、米労働省は本日発表の新規失業保険申請件数を延期することを発表しています。この状態が続けば明日の米雇用統計発表の延期も確実となる見通し。それでも米株式は連日の高値更新を続けています。昨晩はNYダウが前日比43.21ドル高の46441.10ドルで4日続伸し2日連続で最高値を更新。ナスダックも前日比95.147ポイント高の22755.156で4日続伸。S&P500も前日比22.74ポイント高の6711.20で最高値を更新しています。ただ一方では米政府機関閉鎖によりドル売り圧力が強まり、ドルが対主要通貨で売られ、ドル円相場は1ドル146円台へとドル安円高が進んでいます。過去の政府機関閉鎖に追い込まれた際は米国債が売られ長期金利が上昇したケースもありましたが、今回金利上昇の動きはそれほど強くなく、逆に債券が買われる動きが見られるようです。
【ドル円 日足】
【NY金 日足】【SPDR金ETF残高】【OSE金標準先物 日足】本日、OSE金標準先物8月限は前日比31円高の18525円で日中取引を終えました。9/30の月末に18674円の史上最高値をつけて以降、高値更新は足踏みしており、高止まりしています。9/30夕方には一時18235円まで急落する場面もありましたが、その後ドル建て価格はNY時間で3922.7ドルの最高値を更新しており高値追いの展開は続いています。NYでは月末に先物市場での総取組高が50万枚を割れ減少しましたが、SPDR金ETF残高は急増。短期的な投機の動きだけでなく長期保有目的とする資金流入が確認されます。国内OSEでは連日のメディアでの報道もあり、買い人気もみられるようで総取組高は6万枚を超える水準まで増加。円建てはリスク回避の円高によって下押し圧力がかかっているものの、ドルへの不信任による押し上げ圧力もあり高止まりし、次の展開をうかがっています。米雇用統計の発表が危ぶまれており先行き不透明。
【NY白金 日足】【OSE白金標準先物 日足】本日2日のOSE白金標準先物8月限は前日比35円高の7061円で日中取引を終了。9/29に7491円をつけ、史上最高値を2008年3月以来17年7か月ぶりに更新。月末でのポジション調整もみられましたが、トレンドを維持し堅調に推移しています。再度上値追いの展開が予想されます。
セミナー 今後の予定
10/18(東京) 講師:水上紀行
過去開催の相場セミナー
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【2025年】
9/20(東京) 講師:エミン・ユルマズ
8/2(東京) 講師:藤代宏一
7/26(東京) 講師:YEN蔵
6/28(東京) 講師:水上紀行
5/17(東京) 講師:江守哲
4/5(東京) 講師:池水雄一・大橋ひろこ
1/25(東京) 講師:水上紀行
【2024年】
10/19(東京) 講師:水上紀行
9/21(東京) 講師:三次理加
9/7(東京) 講師:高野やすのり
7/20(東京) 講師:三世一目山人
7/6(東京) 講師:YEN蔵
4/6(東京) 講師:山中康司
以上の講演動画以外にも大阪会場、また昨年以前に開催の講演動画もございます
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