2014年1月30日木曜日

材料は後からついてくる

おはようございます。

一昨日のアルゼンチン、インド、トルコなどの新興国通貨不安は介入、利上げなどで一旦は
落ち着きを取り戻したように思われましたが、今度はこの利上げが景気減速を生むとして再び
不安が高まりました。
注目の米FOMCの声明では、失業率が6.5%を十分に下回るまで低金利は継続するとしたうえで
米国債、住宅ローン担保証券の買取額を2月から更に100億ドル縮小すると発表されました。

世界的金融緩和の出口はやはり簡単ではなく、どこかしらで痛みを伴なうということが顕著に
あらわれてきています。そもそも、新興国の発展もリーマンショック後の金融緩和の恩恵に
授かった 部分も多分にあったと言えますし、その巻き戻しにより弊害が出てきているということに
なります。

「金」は金融緩和縮小という点だけで見れば買う材料はないと昨年から見られていましたが、
こうして新興国の通貨不安が浮上してくると無視することができなくなってきます。
相場の材料は次から次へと新たなものが出てきます。

テクニカルMACDで見ると、国内「金」「白金」はMACDとシグナルがデッドクロスしてますので、
目先の調整に入っています。ただし「金」のヒストグラムの山は平坦であるので、それほどの
下落にはならないと見ますが、「白金」の場合は振幅が大きく余程の切り返しでないかぎり、
そのままゼロライン以下へ下降していくことも予想され、調整は深いかもしれません。
「ドル円」も「白金」と同様にMACDは下降中でゼロラインを下回ってきています。今回のFOMCで
ドル高への切り返しがなかったことから、もう少し円高進み、100~101円あたりも視野に入れて
おいたほうがいいのではと考えられます。
 「NY金」は緩やかながらMACD上昇中で、この円高が続くとなると更に上昇する可能性を秘めています。

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