おはようございます。
17日土曜日の朝方、米国格付け会社ムーディーズから米国債の格下げが発表されました。週末16日の米株式はNYダウが前日比331.99ドル高の42654.74ドル、ナスダックが前日比98.782ポイント高の19211.101,、S&Pが前日比41.45ポイント高の5958.38と主要3指数揃って上昇していましたが、今朝のアジア時間からは時間外で下落しており、東京株式市場も売りが先行するスタートとなっています。
唯一米国債の「トリプルA」格付けを維持してきたムーディーズでしたが、S&P、フィッチに続いて「トリプルA」から1段階引き下げました。
[ 過去の米国債格下げの事例 ]
1 2011年8月5日:S&Pによる格下げ(AAA → AA+)
理由 ・米国の債務上限をめぐる政治的対立
・財政赤字の大きさ
・長期的な財政運営に対する不信感
2 2023年8月1日:Fitchによる格下げ(AAA → AA+)
理由 ・政治的な不確実性(デフォルト危機、債務上限問題)
・政府の財政運営能力への懸念
・長期的な財政悪化の見通し
【ドル円 日足】
【NY金 日足】【OSE金標準先物 日足】週末の夜間取引を15100円(17日6:00)で終えた後、ムーディーズの米国債格下げの発表でドルが売られNY金は上昇。NY金6月限は16日セツルメント3187.2ドルから、今朝のアジア時間では3240ドル付近での推移(10:20)と50ドル以上の反発となっています。国内OSE金標準先物4月限は前日比118円高の15218円で朝の寄付きをスタート。先週の急落で上昇には慎重な見方からやや上値が重い印象。ベッセント米財務長官は「ムーディーズは遅行指標だ。 それが格付け会社に対する一般的な見方だ」と米国債格下げ評価を一蹴するコメントをしていますが、今回の格下げはウォール街で高まる米国債市場への懸念を一層強めるリスクがあります。米議会は財源の裏付けがない減税を検討している上、トランプ大統領は長年の貿易関係を覆し通商協定を再交渉しており、米経済の減速が予想されるため、ドルにさらなる下押し圧力をかけ、米国株の魅力を損なう恐れがあるとの指摘もみられます。【NY白金 日足】【OSE白金標準先物 日足】米国債格下げの影響は白金にも波及。ドルが売られ、ドル建てコモディティー価格の上昇に伴ってNY白金もわずかながら反発しています。OSE白金標準先物4月限は前日比25円高の4498円(10:34)で推移。チャート上は戻り売りの展開から上抜け値を伸ばせるかどうか見極められている局面か?
セミナー 今後の予定
6/28 岡地セミナー(東京)
講師:水上紀行
過去開催の相場セミナー
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【2025年】
4/5(東京) 講師:池水雄一・大橋ひろこ
1/25(東京) 講師:水上紀行
【2024年】
10/19(東京) 講師:水上紀行
9/21(東京) 講師:三次理加
9/7(東京) 講師:高野やすのり
7/20(東京) 講師:三世一目山人
7/6(東京) 講師:YEN蔵
4/6(東京) 講師:山中康司
以上の講演動画以外にも大阪会場、また昨年以前に開催の講演動画もございます
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