2026年5月18日月曜日

金 世界的な債券売り強まる

 世界的な国債売りの流れを受け、米国債相場が下落(利回りは上昇)。2年債で4.07%、10年債で4.60%、30年債で5.12%と2023年以来の金利上昇でインフレ懸念が強まっています。終わりの見えないイラン戦争、また先週発表されたPPI、CPIの上昇が金利上昇の背景にあります。4/29のFOMC後に2027年で予想される1回の利上げが、早ければ年内12月での可能性も意識されてきました。15日の米株式市場では売りが先行し反落。NYダウが前日比537.29ドル安の49526.17ドル、ナスダックが前日比410.077ポイント安の26225.144、S&P500は前日比92.74ポイント安の7408.50。金や銅などのドル建てのコモディティ価格もドル高により相場が圧迫されました。

【ドル円 日足】

【SOX指数 日足】
【NY金 日足】
【OSE金標準先物 日足】
15日のNY金6月限セツルメントは前日比123.40ドル安の4561.9ドルで2日続落。ただ、すでに15日のアジア時間で4560ドルまで値下がりしていたこともあり、本日18日のOSE金標準先物4月限の日中取引は前日比121円安の23892円で取引が開始されました。午前中には一時ドル建て価格が4483.5ドル(9:44)まで下落し、円建てOSE先物でも23608円まで安値を出しましたが、正午にかけては切り返しを見せています。今週は20日にエヌビディア決算、FOMC議事録(21日3:00)が注目されます。債券売り(金利上昇)によって上値が抑制されるなか、GS(ゴールドマンサックス)は、「中央銀行による金の需要は従来の推定よりも堅調」と2026年に再び購入量が加速すると指摘。3月末時点で世界の中央銀行でロシアを抜き保有高第6位となった中国人民銀行では2026年1~3月で7トン強と昨年並みの購入ペースが続いていますが、中国以外にも東欧や中東の国々やブラジルなどが保有高を増やしています。あくまで中長期での材料ですが、市場の構造的な下支えとなり、民間での長期保有の安定につながる要因。

【NY白金 日足】
【OSE白金標準先物 日足】
本日18日のOSE白金標準先物4月限は前日比204円安の9856円で推移(12:42)。2月の急落から約3か月半の持ち合い相場。石油製品におけるサプライチェーンへの不安が高まっていますが、他商品にも波及しつつあります。下値は限定的か?
 

 

 

 

 

セミナー 今後の予定


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講師:藤代宏一氏
㈱第一ライフ資産運用経済研究所
経済調査部 主席エコノミスト

 


 
 
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