おはようございます。
9日の米株式はFOMCを控え様子見ムードから持ち高調整によりダウは続落。NYダウが前日比179.03ドル安の47560.29ドル、S&P500は前日比6.00ポイント安の6840.51で2日続落。一方でナスダックは前日比30.582ポイント高の23576.485と小幅高でした。 昨晩発表された米10月雇用動態調査(JOLTS)求人件数が市場予想を大きく上回り、米長期金利が上昇。ドル円は1ドル156円台後半へとドル高円安が進みました。
今回のFOMCでは、FRBが利下げを決定する一方で、当面の引き下げ休止を示唆する「タカ派的な利下げ」となるリスクを指摘する声があります。FRBは『物価の安定』・『雇用の最大化』この2本の柱を支えるために金融政策を舵取りしていくわけですが、前会合での利下げは『雇用』を守るための利下げを実施。しかしインフレへの警戒もあり、継続的な利下げを示唆することはありませんでした。昨晩のJOLTSのように労働関連指標において雇用状態の落ち込みがなければ敢えて利下げをおこなう必要はなくなるため、今後発表される雇用統計などは重要性が増していきます。一方で関税の影響などによる『インフレ』への警戒は続いているため、今回は利下げをおこなっても、パウエルFRB議長は会見では来年以降については引き続きデータ次第といったスタンスを取ってくるとみられます。現在FEDウォッチの来年の金利見通しでは、2026年には4~6月に0.25%、9~12月に0.25%、計2回の利下げが織り込まれています。
[FEDウォッチ]
【ドル円 日足】
【NY金 日足】
【OSE金標準先物 日足】9日のNY金2月限セツルメントは前日比18.5ドル高の4236.2ドル。4200ドルが下支えとなり高値水準を維持しています。ただ円建て価格ではドル建て価格の高値水準の維持に加え、円安が押し上げ要因となり、今朝のOSE金標準先物10月限は前日比210円高の21571円(11:10)で推移しています。12/1の高値21653円に迫る値動きとなっており上放れが期待できる展開となってきています。昨日お伝えしている通り、金を裏付けとする上場投資信託(ETF)への資金流入が拡大しており、米国、中国・アジアでの買いが目立ちます。中央銀行による積極的な金準備積み増しも続いていくとみられ、4300ドル超えも時間の問題か。
【NY白金 日足】
【OSE白金標準先物 日足】昨晩9日のNY白金1月限は1700ドルに達し、10月の直近高値に迫る動きへと動意づいてきています。「金」「銀」などの他の貴金属は過去最高値を更新している中で、2008年に2640.2ドルまで最高値をつけた白金はまだ大きく出遅れている状態。供給元が限られている貴金属でもあり、将来的に供給側の問題が大きく影響を与えてきます。本日10日のOSE白金標準先物10月限は前日比139円高の7856円(11:20)で推移。
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6/28(東京) 講師:水上紀行
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1/25(東京) 講師:水上紀行
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