2022年1月14日金曜日

金 強弱材料

おはようございます。

米株式は米企業決算を控えて利益確定売りが先行する展開。NYダウは前日比176.70ドル安の36113.62ドル、ナスダックは前日比381.580ポイント安の14806.812、S&P500は前日比67.32ポイント安の4659.03。FRBのブレイナード理事は副議長承認に関する上院公聴会でインフレに対する政策を行使する姿勢を示しています。米エバンス・シカゴ連銀総裁はインフレについて年末まで2.5%を見込むとして「高インフレ」への警戒がかなり強まっているようです。他のFOMC参加者についてもバランスシートの縮小など、FRB要人全体がタカ派的な内容を発言しており、早期利上げ観測は強まってきています。FEDウォッチでは3月FOMC(3/16)での利上げ確率は83%に達しており、市場は3月の利上げ、バランスシート縮小開始のシナリオを想定した動きになっているとみられます。 



【金標準先物 日足】

NY金2月限は前日比5.9ドル安の1821.4ドルで5営業日ぶりの反落となりましたが、1820ドル台の高い水準は維持。総取組高も54万枚に達しわずかに増加傾向となっています。本日の国内円建て価格ではドル円が114円前半まで円高ドル安が進んだことが大きな要因となって値下がりしたかたちです。本日の日経記事に『金の上昇相場に転機』といった記事が掲載されています。WGCの報告で2021年通年で金ETF市場では資金流出が明らかになったことで、米国FRBなどの主要中銀が金融引き締めに動くとの見方から金の投資妙味が下がったとしています。しかしながら一方では年が明けてから天然ガスや原油価格が高騰してきており国際商品指数(CRB指数)が7年ぶりの上昇となっていることも重要で、NY金先物市場の総取組高は昨年11月以来の54万枚台にまで増加しています。ブルームバーグでは『ドルが売り時』といった記事も。現在までのドル高は米国が欧州や他の国々に引き締めへの動きが先行してきただけとしてドルの代替えとして新興国株や金・銀を選好するトレーダーの意見も取り上げられています。すでに早期利上げが既定路線となった今でも「金」が現在の水準を維持していることが”利上げ”よりも”インフレ”を警戒していることを物語っていると思われます。リーマンショック後、大規模金融緩和から2015年末から利上げを開始してからの金の値動きはどうだったのか?もう一度再確認を。

【白金標準先物 日足】

日中の値動きも小さく持ち合いが続いています。白金の産出国南アフリカの通貨ランドが2か月ぶりの高値に上昇してきています。昨年11月後半にオミクロン株が確認され通貨安に見舞われてきましたが、オミクロン株への過度な懸念が後退してきたことがランド上昇の要因とみられ、これは白金相場に通じるものとみられます。また南アフリカでの利上げ観測も強くなってきており、白金相場を下支えする要因になると思われます。

 

 

 

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