2010年2月12日金曜日

EU、寄り合い所帯であるがゆえの辛い宿命

 欧州連合(EU)の臨時首脳会議は、財政悪化で苦しむギリシャへの支援で合意しました。しかし、ユーロは買われず。IMFには頼らず、EUで解決するんだという政治的なメッセージで終わってしまい、具体策は来週とのこと。株・商品はこのメッセージを受けての上昇。

  EUの辛い宿命とは、様々な事情を抱えた国々が集まって、一つの通貨制度を採用しているので、片や景気が良くなり出口戦略を、片や更なる金融緩和をとどっちにも動けない。これがユーロリスクの本当の意味。個別の国の財政破綻の可能性だけを見てユーロリスクではない。逆にアメリカは震源地ではあるものの、自由に政策の方向転換ができる。だから、アメリカがいいということではないが、不測の事態に機敏に動けるのは。アメリカということ、ドルのほうがマシかな程度。

      ドル買い・ユーロ売りの流れ
 
 当方では、材料・個別銘柄のチャートではなく、ドルインデックスのチャートのみで今週は上昇との予測の的中。お問い合わせのあった方々には、ここまでの上昇と今後についてご説明したとおりですが、ドルが少し息切れを起こしてしまっているのです。しかし、トレンドを発生させたばかりの相場です。大きな流れはまだ変わらないとよんでいます。現在のドルの上昇は危機の前兆?。なぜドル高が危機の前兆なのか?2008年のアメリカと日本バブル崩壊時に同じようなことが。100年に1度の歴史的な出来事であるならば、歴史に学ぶしかないのでは。気になる方はお気軽にお問い合わせください。

 okachi4853524@yahoo.co.jp 

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