おはようございます。
NYダウは3日続落。米2月消費者物価指数は前年同月比2.8%の上昇と市場予想を下回る伸びでインフレ鈍化が示され、過度なインフレへの警戒感は後退しハイテク株、金融株が買われましたが、カナダが米国の鉄鋼・アルミニウムへの追加関税に対する報復措置を発表したことで貿易戦争への懸念が相場を押し下げました。NYダウは前日比82.55ドル安の41350.93ドル。ナスダックはエヌビディアなどの半導体株の上昇が相場を押し上げ、前日比212.354ポイント高の17648.449で3日ぶりに反発。S&P500も前日比 27.23ポイント高の5599.30と3日ぶりの反発です。ドル円は米CPIでインフレ鈍化が示されドル安円高に振れ1ドル148.39円(21:33)まで下振れましたが、ドル売り一巡後は1ドル149.18円(21:58)までドル買い円売りが進んでいます。しかしその後、カナダの米国に対する報復措置の発表やEUの対抗関税に対するトランプ大統領の発言からドルが売られ、1ドル148円前半での推移となっています。
【ドル円 日足】
【NY金 日足】
【OSE金標準先物 日足】NY金4月限は前日比25.9ドル高の2946.8ドルのセツルメント。米2月CPIではインフレ鈍化の傾向が示されましたが、今後は2月初旬に発動した対中関税や、カナダ、EUとの関税報復合戦への警戒から再びインフレ圧力が強まるとの見方も指摘されています。NY総取組高の増減は2月に54万枚台から50万枚割れまで減少し、直近3/3時点の488,842枚をボトムにして、3/11時点で511,276枚に増加してきています。ポジション整理による売りは一巡し、再度買い直されてきている様子がうかがえます。ドル安傾向が強まることで3000ドルを目指す勢いがつくかどうか?国内円建てのOSE金標準先物2月限は前日比160円高の14123円(12:00)で推移し2日続伸。週明け13673円(11日10:04)までドル安円高を背景に売り込まれましたが、2営業日で400円以上の切り返し。来週19日の日銀金融政策決定会合での日銀追加利上げ観測によって投機筋による円買いが歴史的過去最高水準まで膨らんでいます。米国では景気後退が警戒されるなか、CPIなども目先ボトムとなり再度インフレへの警戒が強まる可能性も出てきました。再び強いトレンドが形成される展開となりそう・・・。
【NY白金 日足】
【OSE白金標準先物 日足】NY白金4月限は前日比16.2ドル高の995.8ドルで3日続伸し、一時1000ドル台も回復しました。長期横這いレンジで1000ドルを挟んだ値動きが続いています。本日の円建てのOSE白金標準先物2月限も前日比45円高の4600円で推移しており、4500円割れで2番底確認後の切り返しとなっています。貴金属全体は2月から売り込まれた反動高の展開となっている様子。
セミナー 今後の予定
4/5 岡地セミナー(東京)
講師:池水雄一・大橋ひろこ
過去開催の相場セミナー
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【2025年】
1/25岡地セミナー(東京) 講師:水上紀行
【2024年】
10/19岡地セミナー(東京) 講師:水上紀行
9/21岡地セミナー(東京) 講師:三次理加
9/7岡地セミナー(東京) 講師:高野やすのり
7/20岡地セミナー(東京) 講師:三世一目山人
7/6岡地セミナー(東京) 講師:YEN蔵
4/6岡地セミナー(東京) 講師:山中康司
以上の講演動画以外にも大阪会場、また昨年以前に開催の講演動画もございます
お電話でのご相談は 0120-988-528
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