金が下げるには？

【NY金　日足】

現在のNY金の最大の上昇要因は『ユーロ高ドル安』。その『ユーロ高』の要因が昨日も述べた①金融緩和縮小観測と②ドイツ連立協議の進展です。しかし昨日②ドイツ連立協議について暗雲をほのめかす報道。メルケル首相率いるキリスト教民主・社会同盟（CDU・CSU）は第2党の社会民主党（SPD）との連立政権樹立を目指し、社会民主党（SPD）幹部との合意にこぎつけましたが、社会民主党（SPD）は21日に臨時党大会を開き連立協議の交渉に入るには党員からの承認を得た後となります。しかし社会民主党（SPD）シュルツ党首の支持率が低下しており、承認を得ることができるのかはまだ見通しが立たず。21日の結果によっては大連立への期待が剥がれ、ユーロの失望売りを誘う可能性があります。
また1/12週末時点でのNY金総取組高は574,992枚に増加しています。高水準の取組が果たして続くのか？予想レンジは1,355～1,325ドル。

【東京ドル円　日足】

日経平均株価上昇するも連動せず。

【東京金　日足】

上昇のペースが鈍化し始めています。前回下支えした転換線は現在4,736円にあります。下げのきっかけが反転ユーロ安だとするときっかけになるのは21日もしくは25日。前回高値からまだ日柄7日目で揺さぶりがまだありそう。方針は売り変わらずですが、まだ決定打は出ておらずそのまま様子見・・・。予想レンジは4,790～4,690円。

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