おはようございます。
昨日の米株式は反落。NYダウは前日比88.76ドル安の46292.78ドル、ナスダックは前日比215.503ポイント安の22573.473、S&P500は前日比36.83ポイント安の6656.92。FOMC後、昨晩もパウエルFRB議長をはじめ、FRB高官らの発言が注目されています。FOMCで示された金利見通し(ドット・プロット)が示すほど、FRB幹部は利下げに前のめりにはなっていないことが発言からも読み取られており、労働市場の冷え込みは認識しているものの、粘り強い高インフレが利下げ意欲にブレーキをかけている姿勢がみられます。パウエルFRB議長は「過度に積極的な金融緩和はインフレ抑制策を未完にしてしまう可能性がある」、「株価はかなり高い評価水準にあると多くの指標が示唆している」などと追加利下げについては慎重な見方、株式市場については高値警戒感を示し、株価の下落要因となりました。
ドル円相場は1ドル147円台の推移で大きな変動は見られません。ただドル、円はともに他の主要通貨に対して下落の傾向。米国「ドル」、日本「円」だけではありませんが、世界的規模で各国の財政拡張に対する警戒感が強くなっています。
【ドル円 日足】
【NY金 日足】[SPDR金ETF残高推移]【OSE金標準先物 日足】OSE金標準先物8月限は昨日、祝日取引の日中時間で18000円台乗せに達し、さらに夜間取引時間に18178円(23日20:29)の過去最高値を2日連続で更新しています。しかしNY時間に入り徐々に早い上昇ペースによる高値警戒感から上値更新の動きが鈍り、FRB高官らの発言から追加利下げに対する慎重な姿勢が株価の下落を誘い、金価格も反落。NY金12月限はセツルメント(2:30)は前日比で40.6ドル高の3815.7ドルだったものの、高値3824.6ドルは23日18:24につけており、パウエル議長の発言後の値下がりで3783.9ドル(24日04:16)まで時間外で値下がりしており、日本時間には3783.0ドル(11:37)まで下落。昨晩の高値3824.6ドルからすでに41.6ドルの下落。OSE金標準先物8月限は今朝の日中取引を18044円でスタートし、午前には18096円(10:10)が戻り高値で11:57現在18041円で推移しており日中の伸びは見られず。祝日取引時間含め本日24日分の出来高は現在82300枚と今年の最大枚数5/7の出来高101531枚に次ぐ出来高。ただ5/7は祝日取引2日分も含んでいますので、実質1日の出来高とすれば最大値に近いかと考えられます。利確持ち高調整は出やすい環境とみられますが、一般投資家の買いは高値圏では大きく膨らんでおらず、押す場面は再度安値拾いの買いが下支えする基調は変わらず…。【NY白金 日足】【OSE白金標準先物 日足】NY白金10月限は前日比80.4ドル高の1506.1ドルで今年の最高値1511.4ドル(7/21)を超えるのも秒読み段階。すでに次の中心限月となる1月限では1530ドルまで上昇しており、つなぎ足でステージが来週以降変わってきます。完全にレンジを上放れた相場になったと判断してよいと考えます。FOMCの米利下げによって資金の流れに変化が生まれ、ドルから新興国通貨への資金流出の動きが根本的な要因で、単に「金に対する割安感」や「金の連れ高」とは別次元での要因。国内円建てにおいて、一般投資家の人気が高まるかどうかは別にして、相場の方向性ベクトルは上昇基調と考えます。
セミナー 今後の予定
10/18(東京) 講師:水上紀行
過去開催の相場セミナー
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【2025年】
9/20(東京) 講師:エミン・ユルマズ
8/2(東京) 講師:藤代宏一
7/26(東京) 講師:YEN蔵
6/28(東京) 講師:水上紀行
5/17(東京) 講師:江守哲
4/5(東京) 講師:池水雄一・大橋ひろこ
1/25(東京) 講師:水上紀行
【2024年】
10/19(東京) 講師:水上紀行
9/21(東京) 講師:三次理加
9/7(東京) 講師:高野やすのり
7/20(東京) 講師:三世一目山人
7/6(東京) 講師:YEN蔵
4/6(東京) 講師:山中康司
以上の講演動画以外にも大阪会場、また昨年以前に開催の講演動画もございます
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