金 米長期金利4.65％に低下 中東リスク

米株式は3営業日続伸。FRB高官らが金利急上昇を受けて追加利上げの必要性が低下していると、これまでのタカ派姿勢を崩す発言が相次いで続いており、金融引き締めの長期化観測が後退しています。昨晩の米株式はNYダウが前日比134.65ドル高の33739.30ドル、ナスダックは前日比78.604ﾎﾟｲﾝﾄ高の13562.843、S＆P500は前日比22.58ﾎﾟｲﾝﾄ高の4358.24と主要3指数揃って続伸です。米10年国債利回りは4.66％に低下。パレスチナのイスラム組織ハマスによるイスラエルへの攻撃で中東リスクが強まり米国債にも安全資産買いが入っているようです。

【金標準先物　日足】

OSE金標準先物は11営業日連続の下落から2営業日続伸。14:38現在OSE金標準先物8月限は前日比10円高の8895円で推移。先週までの米金利急上昇に対してFRB高官らはけん制する発言を繰り返しており追加利上げ観測が後退しています。またイスラエル・パレスチナの中東リスクは今回双方多くの死者を出しており混乱が長引き和平への解決のめどが立たず。11日ＦOMC議事録（9/19・20開催分）、12日米消費者物価指数（CPI）が目先の注目材料となりますが、インフレ低下が示されることになると更に長期金利の低下も見込まれます。中東リスクは大きな下支え要因に。

【白金標準先物　日足】

昨日10日に前日比150円高の大幅上昇を見せたOSE白金標準先物8月限、本日は小幅に反落し14:50現在前日比17円安の4213円で推移。7月8月の安値890ドルを割り込んだNY白金1月限は小幅ながら3営業日続伸しています。昨晩は前日比1.4ドル高の890.2ドル。ボリンジャー中心線は4275円辺りに位置しており一旦の上値抵抗帯とみますが、その前にまだ下値は固まっていないか…？

 

 

 

 

 

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