週末の米株式は米5月雇用統計で堅調な雇用情勢が示されFRBの積極的な金融引き締め姿勢が続くことで景気後退を誘引するとの警戒感が強まりました。NYダウは前日比348.58ドル安の32899.70ドル、ナスダックは前日比304.164ポイント安の12012.734、S&P500は前日比68.28ポイント安の4108.54と前日の反発の動きから一転反落しています。米5月雇用統計は失業率は前月と横ばいの3.6%、非農業部門雇用者数が前月比39.0万人増と前月の42.8万人増(43.6万人増に上方修正)からは伸びが鈍化したものの市場予想の32.6万人増を上回り、強い雇用状況が示されました。平均時給も市場予想通りでしたが高い水準を維持していることで秋9月以降もFRBの強い引き締め姿勢が続くとの見方が株価の押し下げ要因となっています。ドル円相場は131円寸前までドル高円安が進みましたが131.34円(5/9)が意識されており週明けアジア時間ではややドルが押し戻されている様子で、早朝130.99円(7:01)をつけ131円超えをトライしたものの正午を挟み130.50円以下までドル安円高の動きになっています。
【金標準先物 日足】
NY金8月限はドル金利上昇を受けて反落。週末のセツルメント(清算値)は前日比21.2ドル安の1850.2ドル。しかしドル円相場でドル高円安が進み、14:35現在130.71円は週末日中立ち合い終値(3日15:15)からは0.83円の円安となり、NY市場の下げを相殺するかたちで国内の円建て価格は小幅な下げにとどまっています。NYではドル高が上値抑制要因となっているものの1840ドルに位置する200日移動平均線上で下支えられており持ち合いの印象。その間、ドル高の動きが再燃してきており、またECBによる利上げ懸念もユーロ高要因となって円が対主要通貨で独歩安になる可能性も強まっている様子。円建て価格は為替により堅調な展開になっていると言えます。【白金標準先物 日足】
国内円建て白金価格は7日続伸。約1か月半ぶりに4147円(4/19)を超え終値での直近高値更新をしそうな展開です。6月からの騰勢を考えると、中国におけるゼロコロナ対策の緩和でロックダウンが解除され経済活動が再開されてくるタイミングとなります。まだ直接的な関係があるかどうかはデータでは読み切れませんが、投資家心理を支える一つの要因にはなっていると思われます。また投機ポジションをはじめ、流動性が低い分トレンドの形成を確認するにはまだ時間経過が必要と考えますが、本日の終値高値更新はまずその第一歩となる可能性は低くないと思われます。
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