米9月FOMC声明では次回11月会合においてテーパリング開始が決定されることが示唆されました。パウエル議長の記者会見も「これまでになくタカ派」と捉えられました。
今回2024年の金利予測も示されたドットチャートでは、2024年末まで利上げ(0.25%)が7回実施される予想となり、中央値で2022年1回、2023年3回、2024年3回が想定された内容となっています。当然これまでのFRBの金利引き上げ予測が前倒しされました。ただ株式市場は利上げを嫌うよりは、不透明だった金融政策の方針が明らかになったことを好感した動きとなったようです。安全資産とされる「金」や「債券」は金利上昇観測から売られています。【NY金 日足】
サプライズで早期テーパリング観測が強まった6月のFOMC会合では声明発表直後に急落し、1850ドル台から1760ドルまで約100ドル弱の下落となりました。米10年国債利回りは1.4%台から1.58%へと上昇しました。今回の反応は6月会合に比べると事前に想定されていた部分もあり反応は小さいようですが、3月のように10年債利回りでも1.7%を超えるような金利の上昇となると1700ドルを割り込むような下値模索の動きになる可能性も否定できません。ただ今回の金利予測は金利引き上げへの最速のペースと言える数値と言えるかもしれません。2022年年央までにテーパリング終了というペースは月ベース200億ドルの資産購入規模縮小が予想され、これは2014年テーパリングの倍のスピードとなります。このまま順調に経済の回復となることが必須条件となりそうです。コロナ感染拡大、米債務上限をめぐる財政問題、いまだ成立を見ない米インフラ投資法案を考えると問題は山積みと言えます。【NY白金 日足】
中国恒大集団の利払い不履行が警戒され株価と一緒に売られる流れが強まりましたが、中秋節明けの中国当局の公開市場操作における市場への資金供給や中国恒大集団が23日の利払いをおこなうと発表したことで一時的に安堵感が広がり買戻しの動きが強まりました。先週NYでは売り越しとなるまで売り込んできた投機筋ポジションは今週、取組高の推移をみる限り買戻しが強いられた可能性がありそうです。しかし中国恒大集団の債務不履行は一時的に回避できたとしても年内の利払い額だけでも日本円で約700億円と言われており不透明感は年内まだ続く可能性は高そうです。
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