米株式は反落。NYダウは前日比205.49ドル安の26379.28ドル、ナスダックは134.18ポイント安の10402.09で終えています。米7月消費者信頼感指数が92.6と前月98.3から低下し市場予想も下回ったことから投資家心理が冷え込んだ模様。また協議されている米追加支援策についても共和・民主の折り合いがつかないだけでなく1兆ドル規模の経済対策案を発表した共和党内でも異論が出ており協議が難航していることも株価伸び悩みの要因となっているようです。
今晩FOMC2日目となり明朝3:00に政策金利発表となります。今回の注目点は「イールドカーブコントロール導入」「米国債購入規模拡大」「フォワードガイダンスの変更」となりますが、前回6月FOMCからまだ1か月しか経過しておらず緊急を要する事態になっているかどうか?先週の失業保険申請件数の増加や30日に発表される米4-6月期GDP速報値の悪化予想(前回発表-5.0%から-34.8%予想)を踏まえ先手を打つ可能性もゼロではありませんが、6月FOMC議事録公表から明らかになっているとおり「イールドカーブコントロール導入」についてはFOMCメンバーはほぼ全員が懐疑的な見方を表明しており、それよりも「フォワードガイダンスの変更」によって明確に長期間緩和政策を続けることを市場に宣言することを優先すべきとしています。昨晩FRBは従来9/30を期限とする緊急貸出プログラム を年末12/31まで延長しており、先行き不安をやや解消させる動きをしていることから「フォワードガイダンスの変更」は次回おこなうアナウンスにとどまるのではないかと考えられます。ただもし「フォワードガイダンスの変更」があった場合はサプライズな反応になる可能性があります。
【NY金 日足】
中心限月8月限セツルメント(清算値)は前日比13.60ドル高の1944.6ドル。昨日お伝えしている通り時間外のアジア時間から急騰し高値1974.7ドルをつけその後日本時間夕方に1900.2ドルまで急落しましたが、結果1900ドルを維持し価格を前日比プラスまで回復させています。前日7/27の総取組高が610,722枚のなか出来高は604,752枚の大商いとなっていましたが、昨晩7/28分も高値安値74ドルの上下を考えるとそれ以上の大商いだったことが予想されます(出来高・取組高は翌営業日発表)。今晩FOMCを控え、上昇モメンタムが強くもなり、また利益確定売りも出やすい過熱した動き。日足ベースで陰線を引くと利益売りに押される展開になりやすいと考えますが、それまでは2000ドルをもう一度試すチキンレースの展開か?
【金標準先物 日足】
昨日の日足ローソクは長い上ヒゲ線となりましたが、夜間立ち合いでの6500割れまでの急落で本日のローソク足は今のところ長い下ヒゲ線のかたち。相対力指数は9日RSIが89.03%、14日RSIが83.23%と依然高い水準で高値警戒感が強いながらの上昇。米追加支援策の協議が難航しており先行き不安がドル安を誘引し「金」価格を押し上げている模様。陰線が入るまでは上昇の勢いが止まらずの様相ですが、昨日のような急落の可能性も常に潜んでいるボラティリティの高い展開が予想されます。再度昨日高値6705円を試す流れか?
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