米FOMCの声明では景気減速は認めつつも雇用情勢は良いとし、世界経済、金融情勢を注視していくとしています。また政策運営に関しては新たな言及もなく予定通り3月利上げの可能性は残された内容です。裏を返せば、米国内の経済状態だけでは判断できないことにもなり得、内容とすればハト派的な内容だったのではないでしょうか。
米株式は声明発表後、時間外で下落しています。金融株も売られNYダウは前日比222.77ドル安の15944.46ドル。米FOMCはハト派的な内容でしたが、世界経済への警戒感もあり市場にとっては期待外れだったという解釈なのかもしれません。ドル円は今ひとつ方向感のない展開で日銀金融政策決定会合が待たれます。また米国では来月10、11日に米議会での政策報告がありイエレン議長の発言内容にも注目が集まります。
米10年物国債利回りは2.00%で横ばい。
【NY金 日足】
声明発表後に高値を更新。政策運営には新たな変更はなかったことから引き続き3月利上げについては懐疑的な見方は続くと考えられます。ドル安の動きも後押しとなり上値を試す流れ。予想レンジは1140~1110ドルで下値切り上げ。
【東京金 日足】
連騰となりフロアでは積極的な買いはまだ見られず押し目警戒の見方が強いです。しかし4200円回復は取組内容で買い方の値洗い回復もありチャートは上昇を示しています。10月の上昇時はシグナルからの上昇幅が約200円。今回目標を4320円に置いていますが、上昇継続を期待したいところ。4340~4190円でのレンジ予想。
【東京白金 日足】
白金の取組内容は-190円のあった1/12から変化しているように思われます。1/12高値3368円を越えたことで1/12以降の売り手口を飲み込んだことになります。「金」同様に連騰により押し目警戒がありますが、ベクトルは上を向いていると判断。10月上昇時はシグナルから約380円の上昇を見せており、今回も10月と類似している点もあり目標値を3590円前後に置いています。ここから上が正念場。レンジは3500~3250円で予想。
【東京ドバイ原油 日足】
米エネルギー情報局(EIA)からの原油在庫は前週比840万バレル増加の4億9490万バレル。在庫は増えていますが、製品出荷量も伸び需要の回復もありますので単純に在庫積み増しが売り材料になるという環境ではなくなってきています。サウジ、ロシアなどOPEC、非OPECの有力産油国の協調減産への姿勢で上下しています。もしここからの大きな変動となるためにはOPECの動向が必要なのでしょうか・・・。レンジは27200~21200円と変わらず持ち合いの展開を予想。
【東京とうもろこし 日足】
変化なし・・・。
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