2015年6月15日月曜日

日米は金融政策会合ウィーク

おはようございます。
朝はそれほど気温が高いわけではありませんが、空は霞掛かっており空気が湿気で重たくかんじます。

14日におこなわれたギリシャと債権団との協議は一時間もかからずに終え、相変わらず難航しています。週明けの朝からユーロ安が進んでいます。

【今週の予定】
6月15日(月) <海外>
米6月NY連銀製造業景気指数(21:30)
米5月鉱工業生産・設備稼働率(22:15)
米6月NAHB住宅市場指数(23:00)
米4月対米証券投資(16日 5:00)
6月16日(火) <国内>
5月首都圏新規マンション発売(13:00)
5年国債入札
トヨタ株主総会
<海外>
独6月ZEW景況感指数(18:00)
米5月住宅着工件数(21:30)
FOMC(~17日)
米ゲーム見本市「E3」(~18日)
6月17日(水) <国内>
5月貿易統計(8:50)
5月訪日外客数(14:00)
5月日本製半導体製造装置BBレシオ
<海外>
FOMC声明発表(18日 3:00)
イエレンFRB議長会見(18日 3:30)
6月18日(木) <国内>
日銀金融政策決定会合(~19日)
40年国債入札
<海外>
米新規失業保険申請件数(21:30)
米1-3月期経常収支(21:30)
米5月消費者物価指数(21:30)
米6月フィラデルフィア連銀製造業景気指数(23:00)
5月北米半導体製造装置BBレシオ(19日 7:00)
米30年インフレ連動国債入札
ユーロ圏財務相会合
6月19日(金) <国内>
5月全国百貨店売上高(14:30)
日銀会合結果公表
黒田日銀総裁会見(15:30)

今週の米FOMCでは利上げは見送られる公算が大きいと言われています。その場合には9月にあるのか、政策発表後のイエレン議長の発言内容が注目されます。また、先日発言で市場にインパクトを与えた日銀黒田総裁の会見も週末に予定されています。




CFTC建玉明細 2015/06/09現在】

ロング
ショート
ネット
総取組高
CMEドル円
42,440
158,726
-116,286
306,449
NY
186,813
111,723
75,090
406,069
NY
65,881
43,335
22,546
189,524
NY白金
56,068
33,019
23,049
77,304
NYパラジウム
25,111
10,841
14,270
32,282
NY原油
483,798
157,943
325,855
1,641,774
シカゴコーン
413,673
438,913
-25,240
1,459,091
シカゴ大豆
180,481
218,562
38,081
744,119


為替、貴金属の大きな動きが見られます。ドル円市場ではドル買い円売りポジションが膨らんでいる一方、貴金属は全体的にショートポジションが増加して買い越しを大きく減少させています。
「コーン」も安値からの反発局面はポジション調整のショートカバーによるものだったようです。


【NY金 週足】
 アタマは確かに重いですが、崩落のような展開にも発展しません。今月中に1150ドル割れを試す場面があるのではと考えていますが、1177.6ドル(6/9)時点でのショートポジションも溜まっており、今までの逆張り有利の展開かもしれません。

【東京金 週足】
 2週続けての陰線を引きましたが、ボラティリティ低下が展開を読みづらくさせています。本日夜間立会いから貴金属の証拠金が引き下げられるため、ボラの上昇に期待したいところ。

【東京白金 週足】
 先の見えないギリシャ債務問題の協議に嫌気がさし、日柄を要しても上昇のきっかけが掴めずに3週連続の陰線引け。一度強烈な下げを見ないとアクも抜けずダラダラが続きます。

【東京原油 日足】
 上抜く展開を予想していましたが、上値面あわせするとまた落ち込んできます。逆張り相場になっており夢を追う展開にはそう簡単にはしてくれないようです。もう少し時間が必要なのか?それとも下げ調整が必要なのか?買い方針は継続ですが完全に上抜けるまでは乗せは禁物のようです。

【東京とうもろこし 週足】
産地天候は良好、需要減退・・・、ファンダメンタルズは買い方の見方にはついていません。しかし、それでも上昇してきた先週は国内外ファンドのポジション調整によるものとなっています。今月末に最終作付け面積が発表され、単収予想から今年の生産高が予想されてきます。天候相場はまだ完全に織り込まれるわけにはいきません。


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