今朝は梅雨空。朝から気温も高く、迫り来る夏の足音が聞こえます。
昨晩発表された6月米雇用統計は前日のADP雇用者数とほぼ同じ内容で、非農業部門雇用者数は28万8000人の増加。失業率も6.1%へと改善されていました。
NY株式市場は米独立記念日前日のため短縮取引でしたが、NYダウは過去最高値を3日連続の更新で初の17000ドル台の17068.26ドルで取引を終えました。雇用統計の内容を受け景気の先行きに強気の見方が出るとともに早期利上げ論もふたたび浮上、10年国債利回りは2.68%まで上昇しドル円も金利差拡大で102.20円までドル高が進んでいます。
「NY金」は前日のADP雇用者数発表時と同じく、取引開始直後から売りが先行し1309.4ドルまで値下がりしましたが、その後はまた買い戻され1320.6ドルで本セッション終了。雇用統計からすれば利上げの時期が早まることで「金」にとっては圧迫材料となりますが、一方ではETF保有残高が増加しています。大勢で見れば景気が上向くことで当然経済が活発となり、物価の上昇(インフレ)基調になるわけで、「金」について単なる『金利上昇=「金」価格下落』といった評価から本来の『インフレヘッジ』の対象として見直されてきている段階に入ってきたように考えられます。
【NY金 週足】
【東京金 週足】
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