昨晩21日の米株式は反発。ターゲット(小売り)、TJX(ディスカウント衣料品)などの企業決算が好調で消費関連銘柄が上昇。NYダウは前日比55.52ドル高の40890.49ドル、ナスダックは前日比102.049ポイント高の17918.986、S&P500は前日比23.73ポイント高の5620.85。米労働省からの年次改定値が予定の23時から30分程遅れて発表されています。23時時点で昨年の年次改定の数字(30.6万人の下方修正)を見たアルゴリズムが働いて一時的に1ドル146.86円までドルが買われたと伝えられていますが、正式に2024年分の年次改定(81.8万人の下方修正)が公表されるとドル円は146円から145円へとドル安円買いが進みました。その後のFOMC議事要旨公表(03:00)でも大多数の参加者が9月利下げについて適切と判断していたことが明らかとなり、より一段と9月利下げ観測が強まりました。1ドル144.45円(03:24)まで対円でドルは売られましたが、材料出尽くし感もあり売りも一巡した様子。
【ドル円 日足】
【NY金12月限 日足】
【OSE金標準先物 日足】NY金12月限は前日比3.1ドル安の2547.5ドルで5営業日ぶりに小幅反落。対主要通貨でドルは売られましたが、NY金は前日の高値2570.4ドルを超えることができず、利益確定売りに押された様子。OSE金標準先物6月限は今朝から円高と海外安で上値が重く13時をまわってから夜間立会い中の安値11718円(01:15)を下回り11700円割れを覗いています。テクニカルで言えば9営業日安値から立ち上がったところで、下押しサポートはどのあたりか?一目均衡表の基準線[11742円]ボリンジャー中心線(20日)[11660円]一目均衡表転換線[11603円]が意識されるラインとなりますが、ドル円での下振れがなければ深押しの可能性は低いと考えています。
【NY白金10月限 日足】
【OSE白金標準先物 日足】NY白金10月限が前日比17.7ドル高の973.3ドルと直近戻り高値を更新。OSE白金標準先物6月限も4500円台を回復しています。ユーロ高ドル安、パラジウム反発などが上げ要因になっているとみられます。
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