2023年6月27日火曜日

金 6月限納会を迎えて

 おはようございます。

週明けの米株式市場は週末に続き続落。引き続き世界的に各国中央銀行の金融引き締め姿勢が続く中で米国でもFRBが年内2回の利上げを想定しており、利上げ長期化に対する警戒で株価の上値が抑えられている様子。昨晩のNYダウは前日比12.72ドル安の33714.71ドル、ナスダックは前日比156.739ポイント安の13335.777、S&P500は前日比19.51ポイント安の4328.82。米長期金利は2年物は4.746%と高水準を維持する一方、10年物は3.727%は景気減速が警戒され安全資産として買われている一面があります。長短金利差の逆イールドが拡大しており景気の先行き不透明感は再び強まっているようです。ドル円相場は143円台で推移。神田財務官、松野官房長官、鈴木財務相からは為替変動に対する警戒の発言がありますが、具体的な介入については振れられず。26日からECBフォーラムが開催されており、各国の金融政策方針について発言があるかどうか注目されています。

【金標準先物 日足】

<OSE投資部門別建玉内容 金>
金標準先物NY金8月限は前日比4.2ドル高の1933.8ドルと小高い値動きに。ロシア民間軍事会社ワグネルの創始者プリゴジン氏が武装反乱をおこしたことでロシア国内のプーチン大統領の求心力に翳りが見え始めているとの指摘が多く出始めています。「金」は地政学リスクから安全資産需要が高まり小幅続伸となっており、またドル円も143円台を維持する円安水準のため、国内円建て価格OSE金標準先物4月限も8800円台後半で高止まりしています。本日、当限6月限が納会となり、明日朝の日中立会い開始から新甫2024年6月限が発会します。国内では小幅続伸ながらも8800円台では買い方の制空権内にあり、最高値を上抜こうとする流れが続いていると考えます。

 

【白金標準先物 日足】

<OSE投資部門別建玉内容 白金>

NY白金7月限は6営業日ぶりに下げ止まり、前日比4.9ドル高の928.6ドルと小反発。ロシアプーチン政権の弱体化はユーロ経済への資本流入が想定されるなどでプラスに作用した様子。また昨日お伝えしたように7月から中国の排ガス規制が強化されることとなり、逼迫している需給が再び注目されてくる可能性が出てきたことも買い戻された要因とみられます。国内OSE白金標準先物は6営業日ぶりに反発した昨日に続き小幅に続伸し10:49現在、前日比18円高の4239円で推移。OSE投資部門別取組内容でみると今月の下落で一般個人玉買いと法人玉売りがそれぞれ拡大。法人玉は裁定取引が絡む玉とみられますが、これまでも相場の陰の極でMAX値となっている傾向が確認できます。現在のポジション枚数から底値圏と考えています。明日以降、先限に新しい限月が生まれるため現在のポジションの買戻しがはいりやすい可能性があり、今回のロシアでの混乱や中国における排ガス規制強化がきっかけとなるか?

 

 

 

 

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