おはようございます。
前日の米ブレイナードFRB理事(次期副議長)のタカ派発言を受けて急速な利上げ観測を嫌気し米株式は続落。NYダウは前日比144.67ドル安の34496.51ドル、ナスダックは前日比315.351ポイント安の13888.817、S&P500は前日比43.97ポイント安の4481.15。FOMC議事録(3月開催分)が注目されていましたが、前日の発言のインパクトが強く反応は大きくありませんでした。議事録でも5月FOMCでの50bp利上げ、バランスシート縮小(QT)開始は参加者の間で支持されていたことが明らかとなっています。QTは毎月950億ドル (米国債600億ドルMBS350億ドル)の縮小が想定されており、場合によってはさらにペースを速める可能性も指摘されています。また米国はロシア最大の銀行ズベルバンクも制裁対象に加えることを発表。ロシア経済がますます孤立していくことになります。今晩はFRBに続きECB理事会の議事録が公開されます。ロシアとの貿易が遮断されインフレが加速している欧州(特にドイツ)でも利上げペース加速の機運が高まってきています。
【金標準先物 日足】
昨日の大阪取引所金標準先物の終値は7636円と過去3番目の終値ベース高値(①7652円(3/25)②7642円(3/28))。日中取引時間では7656円まで上昇、また昨晩の夜間立ち合いでは一時7675円(18:17)までの上昇局面もありました。米国の金融引き締め観測が強まるなかで円相場が1ドル124円まで接近し、ドル建て金価格も1900ドルを維持し高止まりしていることから国内円建て金価格は下値を切り上げてきている流れ。今朝方公開されたFOMC議事録では前日のブレイナードFRB理事の発言のインパクトが大きかったため(ブレイナードショック)、反応は限定的。ただ今晩のECB議事録においても欧州の金融引き締め姿勢が強まりつつあることを踏まえると「円」安の基調は当面続くとみられます。5月FOMCは日本のGWど真ん中での開催となり、本邦機関投資家などはどのような動きを見せてくるのか…。ドル建てNY金は出来高低調が続いており過熱感もなし。
【白金標準先物 日足】
貴金属は今月2022年4月限が納会を迎えます。白金では4月限の一般玉が多く残っており、ほぼ4000円以上の買い因果玉。4300円で発会した4月限は一代棒で陰線となる可能性が濃厚。今週は金融引き締め観測が強まりましたが、来週は米CPIや米小売、ECB理事会など材料も並んできますが、白金にインパクトを与える材料が出てこないのも商い低調につながっているようです。
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