金 3月FOMC議事録 金融緩和長期化を示す

おはようございます。

米株式は小幅反発。手掛かり材料難のなか公表された3月FOMC議事録ではあらためて金融緩和の長期化が確認され、これを好感。NYダウは前日比16.02ドル高の33446.26ドル。ナスダックは前日比9.54ﾎﾟｲﾝﾄ安の13688.84と小幅安。それでもS＆P500株価指数は前日比6.01ﾎﾟｲﾝﾄ高の4079.95で終え、終値ベースでの最高値を更新。

 

【金標準先物　日足】

中心限月6月限セツルメントは前日比1.4ドル安の1741.6ドルで5日ぶりの小幅反落。材料難から上下15ドル前後の狭いレンジでの動き。労働市場の改善が確認されたことで景気に対する楽観的な見方から株式市場が堅調に推移している中で、投機人気は陰り気味。3月FOMC議事録では金緩緩和による支援の必要性が示されましたが市場に与える影響はほぼ見られず。国内では3月戻り高値を超えてきていますが、NY金つなぎでは1750ドル手前で足踏みし国内も上値の重さはありつつも、下値支持となっている20日加重平均が6080円と3月末からは50円ほど緩やかに切り上げてきている流れで緩やかに水準を切り上げるとみています。

 

【白金標準先物　日足】

昨日2/22以来32営業日ぶりの水準まで上伸し3月中上値抵抗となってきた4300円を突破しています。利益確定売りに押される形で昨晩の夜間立ち合いでは反落し今朝の日中立ち合い寄値は前日比51円安の4320円でのスタートとなっていますが、ベクトルは上向き出しており水準を一段高切り上げていく基調に変化したと判断しています。昨日オランダ中央銀行総裁が下半期の景気回復でPEPP（パンデミック緊急購入プログラム）を縮小することが可能との見方を示しています。ただ緊急措置の終了が緩和的金融政策の終了ではないとしています。今晩はPEPPの資産購入ペースを速める考えを示した3/22ECB理事会の議事録が公表されます。欧州では感染再拡大が懸念されていましたが、再ロックダウンの効果からか3月末以降一日当たりの新規感染者数、死亡者数減少しています。今のところ、この動きがそのままユーロドルにも表れているようです。

 

 

 

 

 

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