おはようございます。
米株式は続伸。米モデルナ社が先週のファイザー社に続きり治験結果を公表。開発するワクチンに94.5%の高い有効性が示されたことを受けてワクチン実用化による経済正常化への期待が高まりました。NYダウは前日比470.63ドル高の29950.44ドルで終値ベースでの史上最高値を更新。ナスダックは94.84ポイント高の11924.13。ただ先週のファイザー社発表に比べてサプライズ感はなく冷静な反応。
【NY金 日足】
NY時間開始前に時間外でモデルナ社の治験結果を受けて先週のファイザー社発表と同じように一時急落。1861.5ドル(20:53)の安値まで下げましたが一時的な反応にとどまりその後は値を戻しました。しかし昨日日本時間中につけている高値1898.0ドル(11:12)は回復しきれずに終えています。中心限月12月限セツルメントは前日比1.6ドル高の1887.8ドル。米株式の動きに見られるように市場の景気回復期待は高まりつつあります。株式市場が買い先行の展開に対し債券市場では売り圧力が高まり長期金利は上昇傾向。早くも緩和策の『出口』を探り始めたと言えなくもありません。このまま米10年国債利回りが上昇し1%を超えてくるようであれば12月のFOMCではFRBは国債買い入れについて「買い入れ額増額」か「デュレーション長期化」などの政策が議論される可能性があります。この場合前者であれば金にとっては買い材料となりますが、後者の場合はどうか?現在の枠組みの中で中身を変えるといった手法は2011年にFRBはQE3が期待されつつオペレーションツイストをおこなった例がありますが、結果それ以後金の高値更新がなかった状況は今年のケースと非常に類似しているとみています。あくまで金にとっては『量』が一番の良薬で、それ以外の政策は失望を誘う可能性があると考えます。【金標準先物 日足】
モデルナ発表で一時的な急落による安値は6299円(20:53)。ただすぐに値を戻し前日終値と変わらずの水準で推移。WGC公表の世界全体の金ETF残高は11/13現在3874.4トン。現時点の公表数字では前週の3913.1トン(11/6現在)がMAXで11/13現在では38.7トン減少となっています。金上昇の頼みの綱は12月FOMCにおいての金融政策変更となりそうですが、どうなってくるか?今月中のFRB要人発言でヒントを得ていくほかありませんので発言内容に注目です。日足チャートは現在緩やかな下降トレンドとみています。
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