忍び寄る雇用悪化

おはようございます。
この週末、首都圏では各都県、不要不急の外出は自粛要請が出ていますので、昨日から帰宅せずに都内（会社）に留まっております…。

米株式市場は3日続伸から反落。NYダウは前日比915.39ドル安の21636.78ドル。昨晩米議会下院でも2兆ドル規模の経済対策法案が可決されトランプ大統領が署名し成立しています。しかし事前からの期待感で相場は先取りしていたため市場では織り込み済みとなっています。昨晩発表の米ミシガン大消費者信頼感指数では確報値で前回から下方修正され消費者マインドが低下しており、前日の新規紙業保険申請件数に続き景気低下を示す数字が表面化してきます。来週にはISM製造業、非製造業や雇用統計などの重要指標の発表が控えており、ヒシヒシと忍び寄る景気悪化による混乱の足音が聞こえてきます。

【SPDR金ETF残高】

そのなかでSPDR金ETF残高は964.66（前日比+11.12）トンに増加し直近では最大値。世界全体のETF残高は過去最高を記録していますが、2016年7月の英国民投票によりEU離脱が決定された混乱時に増加したピーク982.72トンに迫る数字となります。

しかし相場としてはこのまま上昇といくのか？今回の米2兆円規模の経済対策法案成立は、ちょうど2008年9月のリーマン破綻後に公的資金7000億ドルを投入して金融機関から不良債権を買い取る『米緊急経済安定化法案』を成立させた過程とよく似ています。2008年当時は法案成立後、米国内の雇用が急速に悪化し失業率が上昇していきました…。

来週4/3には米雇用統計…、どうなるか？

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