ドル高に乗じて下値を伺う展開。
SPDR金保有高は昨年7月以来の800トン割れまで減少しており資金流出が言われていますが、果たして「金」市場から資金流出しているのでしょうか?
NY先物市場においては総取組高は増加しています。「金」市場から資金流出ではなく、逆に先物市場には『売り人気』で流入しています。FTF残高が減少した7月も同じ現象。現物市場のETF残高が減少する一方で先物市場の総取組高は増加していました。
昨年7月反転のきっかけとなったのが当時のイエレンFRB議長の議会証言。次の利上げ観測を市場が探る中でハト派的な内容の発言からそれまで利上げ観測で売り込んだ向きの巻き戻しが始まりました。さらに米トランプ政権がオバマケア見直し法案の採決に失敗し、米政局不安が高まったこともドル安金高となった要因のひとつ。
今回の7月パウエル米FRB議長は議会証言では米経済に強気の見通しを示しています。利上げ観測も緩やかなペースで継続していく姿勢が確認されています。昨年のように反転のきっかけとはなりませんでした。ファンダメンタルズの材料的には買い方にとっては失望する内容。
しかし昨年と比較して利上げ観測について「金」の耐性は変わっており昨年と同じくして利上げが「金」を圧迫するのか?。当時の米長期金利は2.3%台で現在は2.8%台ですので、FRBが示す長期的均衡水準までの余地は少なくなっていることから今後利上げ観測が高まるにつれて利上げ打ち止めが意識されてくると見られます。
また現在「金」を圧迫しているのは『ドル高』。新興国通貨安によりドル高が鮮明となりここ最近は「円」や「ポンド」など他の先進国通過に対してもドル高が進んでいます。「金」が反転するにはこの動きが止まることがポイントだと見ています。
何が要因となるかと考えると経済的な大きなイベントは来週のECB理事会までありません。中国貿易摩擦などの突発的な政治的要因でもなければ、まだドル高が続き下値模索の流れ。予想レンジは1,250~1,210ドル。
【東京金 日足】
NY金は下向きの流れですが、東京市場は4,402円(7/3)で下値をつけて反転。MACDや新値足では買い転換を示しています。7/3の安値時はNY金は1,230ドル台。それからここまで「ドル高円安」が進み下値を切り上げている道中。
東京市場の総取組高も増加中。内訳は
一般投資家の買いに対して
外国商品先物取引業者やプロップ業者の売りとなっています。
あくまで崩れている相場ではなく売り込んでいる相場と捉えたほうが良いと考えています。売り込まれている相場ですが反転のきっかけが掴めない状態。「ドル高円安」と 「NY金安」の膠着状態。
戻り高値となった7/13は新月。次の満月は7/28になります。
来週7/26にはECB理事会、7/27には米4-6期GDP速報値の予定。
予想レンジは4,490~4,410円。
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