日本列島を縦断していた雨雲も過ぎ去りました。
米株式市場は反落。NYダウは前日比180.73ドル安の17529.98ドル。米4月消費者物価指数は前月比+0.4%とインフレ懸念が高まり、米4月住宅着工件数、米4月鉱工業生産いずれも市場予想を上回る数字で米経済の好調さが示され、米追加利上げの観測が強まりました。利上げ観測により金融緩和に支えられている株式市場は下落するという構図。
ドル円は堅調に109円台中盤で推移していましたが、経済指標発表後利上げ懸念で株式市場が下落し、リスク回避の円買いで109円割れまで円高ドル安の動き。米長期金利は上昇し、米10年国債利回りは1.78%。
本日、国内1-3月期GDP速報値が朝方8:50に発表されます。市場ではわずかなプラス成長が見込まれていますが、この数字を基に安倍首相は消費増税見送りが最終決断され、来週のサミットに向け財政出動を働きかけていくことになります。
【NY金 日足】
利上げ観測による上からの圧力と、株式下落のリスクオフによる下支えで振れ幅の小さな動き。ジョージソロス氏による金鉱株への投資も取り沙汰され堅調さを維持。ただ以前からお伝えしている通り、現在投機筋の買い越し規模は歴史的な水準です。予想レンジは1295~1255ドル。
【東京金 日足】
5月に入り昨日まで9営業日中8営業日が陽線。買い方にとって喜ばしい上昇ではありませんが、売り方にとっても嫌な動き。値動きがあまりに少なく商い低調ですが、相場はいずれどちらかに大きく動きます。予想レンジは4490~4410円。
【東京白金 日足】
こちらも「金」と同じような方向感のない動きになっていますが、やや上値が重くなってきています。予想レンジ3720~3630円。
【東京ドバイ原油 日足】
旺盛な新興国の需要が供給過剰感を打ち消してきています。また米石油協会(API)発表の米原油在庫は前週比110万バレル減の5億4190万バレルと市場予想よりは小幅な減少。米金融大手が価格見通しを上方修正したこともありNY市場では50ドル台での推移に入っていく可能性は高いと思われます。国内も時期的に製品価格が上昇しやすい時期でもあり堅調な地合いが続くと考えます。予想レンジは33000~31200円。
【東京ゴム 日足】
4月末から30円以上下落したこともあり、ファンドの投げが一巡したとの見方もあるようですが、まだ下げ余地があると考えます。当先サヤが広がればまたそこが売られるのでは?上海夜間取引からの換算は前日終値比で約+1.0円。
【東京とうもろこし 日足】
シカゴは再び4ドルに迫る上昇。米作付け、発芽状況は順調ですが、逆にそれが大豆相場を押し上げ穀物相場全体を押し上げています。円安要因もあり下げにくい展開。ファンド機関店の大きな動きはまだありません。
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