FOMCでの緩和の縮小は、想定内ではあったのだが、新興国に
対する配慮はなく、今夜の商品相場は、新興国の通貨や株価次第です
NY市場では、NY株売り、米国債買い、金買い、円買いであった
新興国市場の動向に注意が必要だ、リスクオンの展開か?
【ユーロ圏】
*ドイツ失業率(1月)17:55
予想 6.9% 前回 6.9%
*ドイツ失業者数(1月)17:55
予想 -5千人 前回 -15千人
*ユーロ圏業況判断指数(1月)19:00
予想 0.35 前回 0.27
*ユーロ圏消費者信頼感・確報値(1月)19:00
予想 -11.7 前回 -11.7
*ドイツ消費者物価指数・速報値(1月)22:00
予想 -0.4% 前回 0.4%(前月比)
予想 1.5% 前回 1.4%(前年比)
*ドイツ調和消費者物価指数・速報値(1月)22:00
予想 -0.6% 前回 0.5%(前月比)
予想 1.3% 前回 1.2%(前年比)
【南アフリカ】
*生産者物価指数(12月)18:30
予想 0.2% 前回 0.2%(前月比)
予想 6.1% 前回 5.8%(前年比)
【米国】
*GDP・速報値(第4四半期)22:30
予想 3.2% 前回 4.1%(前期比年率)
*個人消費・速報値(第4四半期)22:30
予想 3.7% 前回 2.0%(前期比年率)
*GDPデフレータ・速報値(第4四半期)22:30
予想 1.2% 前回 2.0%(前期比年率)
*新規失業保険申請件数(25日までの週)22:30
予想 330千件 前回 326千件
*中古住宅販売成約指数(12月)31日0:00
予想 -0.3% 前回 0.2%(前月比)
商品相場は、下落予想!!ゴールドマン
1月30日米ゴールドマン・サックス・グループやシティグループなどの銀行は、商品相場が今年、下落すると予想している。供給が増加する一方、需要が鈍化すると見込んでいるためだ。昨年はこれらの要因により、金や銅、トウモロコシが弱気相場入りした。
S&P・GSCIスポット指数を構成する商品24品目の建玉(未決済残高)は昨年10-12月(第4四半期)までの3四半期連続で減少。2008年の世界的リセッション(景気後退)以降で最長を記録した。ゴールドマンは、商品相場を01年以降、約4倍に押し上げたスーパーサイクルは反転し、相場が1年間に3%下落すると予想。シティグループは、商品が株式と比較して「ウォールフラワー(人気のない銘柄)」になるとの見通しを示した。
USバンク・ウェルス・マネジメントの投資担当シニアストラテジスト、ロブ・ハワース氏(シアトル在勤)は「大半の商品の供給はなお、かなり増加している」と指摘。「実需トレンドが膨らむ供給を上回り始めるまでにはしばらく時間がかかるだろう」と述べた。
FOMCで緩和縮小をしたが、新興国に対する配慮はなく売りやすい環境は続きそうだ
S&P・GSCIスポット指数を構成する商品24品目の建玉(未決済残高)は昨年10-12月(第4四半期)までの3四半期連続で減少。2008年の世界的リセッション(景気後退)以降で最長を記録した。ゴールドマンは、商品相場を01年以降、約4倍に押し上げたスーパーサイクルは反転し、相場が1年間に3%下落すると予想。シティグループは、商品が株式と比較して「ウォールフラワー(人気のない銘柄)」になるとの見通しを示した。
USバンク・ウェルス・マネジメントの投資担当シニアストラテジスト、ロブ・ハワース氏(シアトル在勤)は「大半の商品の供給はなお、かなり増加している」と指摘。「実需トレンドが膨らむ供給を上回り始めるまでにはしばらく時間がかかるだろう」と述べた。
FOMCで緩和縮小をしたが、新興国に対する配慮はなく売りやすい環境は続きそうだ
材料は後からついてくる
おはようございます。
一昨日のアルゼンチン、インド、トルコなどの新興国通貨不安は介入、利上げなどで一旦は
落ち着きを取り戻したように思われましたが、今度はこの利上げが景気減速を生むとして再び
不安が高まりました。
注目の米FOMCの声明では、失業率が6.5%を十分に下回るまで低金利は継続するとしたうえで
米国債、住宅ローン担保証券の買取額を2月から更に100億ドル縮小すると発表されました。
世界的金融緩和の出口はやはり簡単ではなく、どこかしらで痛みを伴なうということが顕著に
あらわれてきています。そもそも、新興国の発展もリーマンショック後の金融緩和の恩恵に
授かった 部分も多分にあったと言えますし、その巻き戻しにより弊害が出てきているということに
なります。
「金」は金融緩和縮小という点だけで見れば買う材料はないと昨年から見られていましたが、
こうして新興国の通貨不安が浮上してくると無視することができなくなってきます。
相場の材料は次から次へと新たなものが出てきます。
テクニカルMACDで見ると、国内「金」「白金」はMACDとシグナルがデッドクロスしてますので、
目先の調整に入っています。ただし「金」のヒストグラムの山は平坦であるので、それほどの
下落にはならないと見ますが、「白金」の場合は振幅が大きく余程の切り返しでないかぎり、
そのままゼロライン以下へ下降していくことも予想され、調整は深いかもしれません。
「ドル円」も「白金」と同様にMACDは下降中でゼロラインを下回ってきています。今回のFOMCで
ドル高への切り返しがなかったことから、もう少し円高進み、100~101円あたりも視野に入れて
おいたほうがいいのではと考えられます。
「NY金」は緩やかながらMACD上昇中で、この円高が続くとなると更に上昇する可能性を秘めています。
一昨日のアルゼンチン、インド、トルコなどの新興国通貨不安は介入、利上げなどで一旦は
落ち着きを取り戻したように思われましたが、今度はこの利上げが景気減速を生むとして再び
不安が高まりました。
注目の米FOMCの声明では、失業率が6.5%を十分に下回るまで低金利は継続するとしたうえで
米国債、住宅ローン担保証券の買取額を2月から更に100億ドル縮小すると発表されました。
世界的金融緩和の出口はやはり簡単ではなく、どこかしらで痛みを伴なうということが顕著に
あらわれてきています。そもそも、新興国の発展もリーマンショック後の金融緩和の恩恵に
授かった 部分も多分にあったと言えますし、その巻き戻しにより弊害が出てきているということに
なります。
「金」は金融緩和縮小という点だけで見れば買う材料はないと昨年から見られていましたが、
こうして新興国の通貨不安が浮上してくると無視することができなくなってきます。
相場の材料は次から次へと新たなものが出てきます。
テクニカルMACDで見ると、国内「金」「白金」はMACDとシグナルがデッドクロスしてますので、
目先の調整に入っています。ただし「金」のヒストグラムの山は平坦であるので、それほどの
下落にはならないと見ますが、「白金」の場合は振幅が大きく余程の切り返しでないかぎり、
そのままゼロライン以下へ下降していくことも予想され、調整は深いかもしれません。
「ドル円」も「白金」と同様にMACDは下降中でゼロラインを下回ってきています。今回のFOMCで
ドル高への切り返しがなかったことから、もう少し円高進み、100~101円あたりも視野に入れて
おいたほうがいいのではと考えられます。
「NY金」は緩やかながらMACD上昇中で、この円高が続くとなると更に上昇する可能性を秘めています。