10月10日(ブルームバーグ):米景気の回復に伴って米連邦準備制度理事会(FRB)が量的緩和策を縮小するとの見方が広がる中、米モルガン・スタンレーは、金相場が2014年にかけて引き続き下落するとの見方を示した。ゴールドマン・サックス・グループとクレディ・スイス・グループも弱気な姿勢を示している。
モルガン・スタンレーのアナリスト、ジョエル・クレーン氏は10日に受信されたビデオリポートで「当社は、サイクルのこの時点で金投資を控えることを推奨する」と述べた。同行は7日、金属に関する四半期リポートで、14年の金相場が1オンス当たり平均1313ドルになるとの見通しを示した。今年は1420ドルと予想している。
ゴールドマンの商品調査責任者、ジェフリー・カリー氏は今週、米景気の回復が続くとみられるため、金市場は来年、「スラムダンク(強烈なダンクシュート)」のような売りに見舞われるとの見通しを示した。
モルガン・スタンレーのクレーン氏はビデオで「実質金利とドル相場の上昇が予想される反面、来年にかけての金相場は比較的横ばいで推移するだろう」と述べた。同行は金相場の平均について、18年にかけて毎年下落すると見込んでいる。
原題:Morgan Stanley Sees Gold Lower in 2014 as Goldman SaysSell (1)(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:Singapore Glenys Sim gsim4@bloomberg.net
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