2010年6月16日水曜日

注目のVMウエア

 先日、マイクロソフトのCEOバルマー氏が、最大のライバル会社4社をあげた。

 会社名   時価総額

・アップル  2313億ドル

・グーグル 1539億ドル

・オラクル  1140億ドル

・VMウエア  285億ドル

 VMウエアの時価総額を見ると1ケタ違う。なぜ、こんな会社がライバルとして名前を挙げられたのか?

 昨日のダウは200ドル以上の上昇。半導体セクターで売上高を上方修正するニュースが出たため、ハイテク株がダウ上昇を牽引した。

 ハイテク関連の景気回復感があるため、企業によるデータセンターへの投資計画が再開され始めている。

 調査会社のガートナーによると、世界サーバー出荷台数が、2010年第1四半期に前年同期比23%増の212万台と急回復を示している。

 こうした中で、サーバーの仮想化が成長エンジンとして重要な役割を担っている。

 サーバーの仮想化とは、実際には物理的に存在しないサーバーをソフトウェア上で存在させ利用する技術のこと。実際のサーバーに仮想化ソフトウェアをインストールすることで、1台の物理的なサーバーの中にユーザーにとって仮想のサーバーを複数作り出すことができる。企業はこれまで、何台ものサーバーが必要だったところを仮想化ソフトウェアをインストールすることによって、少ない台数のサーバーで対応できるようになり、処理能力の向上を高めることができる。

 更に、管理ソフトウェア上で行うことで、物理的な管理となる場所や機材などを減らすことができ、コスト削減につながる。

 この仮想化ソフトウェアで世界最大のシェアーを持つ企業、それがVMウエアなのである。

 よって、時価総額で他の企業より1ケタも違うにもかかわらず、VMウエアがライバル会社の名としてあげられた理由である。

 

0 件のコメント:

コメントを投稿