2024年11月14日木曜日

金 1ドル156円台へドル高円安進む

おはようございます。

米10月消費者物価指数は前回の前年比2.4%から予想通り2.6%の上昇率、コア指数は前年比3.3%の上昇率で前回と横這いで市場予想通り。FRBの利下げ方針は変わらないと市場は捉えFEDウォッチで12月利下げ予想は82.55%に上がっています。ただ2年債の短期金利は低下したものの10年債は4.45%とそれほど金利低下はみられず、依然としてトランプ政権による金利上昇圧力を懸念する見方は強いようです。米株式はNYダウが前日比47.21ドル高の43958.19ドル、ナスダックが前日比50.676ポイント安の19230.725、S&P500は前日比1.39ポイント安の5985.38と小動きでした。

【ドル円 日足】

【NY金12月限 日足】
【OSE金標準先物 日足】
NY金12月限はドル上昇を受けて4日続落の前日比19.8ドル安で2586.5ドル。9/19以来の2600ドル割れまで値下がり。相対してドル上昇の他、ビットコイン急騰が「金」の下げ要因とする見方もあるようですが、短期の投機筋ではそのような動きはあってもETFや現物保有の中長期運用部門では影響は少ないとみられます。OSE金標準先物10月限は前日比137円安の12921円で8:45寄り付いて日中取引がスタート。時間外でドル建て価格が弱含んでおり、午前中12892円(11:37)まで昨日の直近安値12881円に迫るも、ドル円が一時156円台に乗せ円安が下値を支えています。ただ国内外共に積極的な買いも続かず調整を強いられている様子。

【NY白金1月限 日足】
【OSE白金標準先物 日足】
NY白金1月限は前日比4.7ドル安の943.5ドルで4営業日続落。OSE白金標準先物10月限も前日比45円安の4687円(12:29)で推移しています。銅などの非鉄金属の下落に連動するかたちで値下がりが止まらず…。

 

 

 

 

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9/21岡地セミナー(東京) 講師:三次理加

 

9/7岡地セミナー(東京) 講師:高野やすのり


 7/20岡地セミナー(東京) 講師:三世一目山人


7/6岡地セミナー(東京) 講師:YEN蔵


4/6岡地セミナー(東京) 講師:山中康司

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2024年11月13日水曜日

金 金普遍の安全資産需要

おはようございます。

 米長期金利が大幅に上昇。トランプ氏が大統領選挙に勝利したのと同時に上院、下院でも共和党が過半数を確保したことがトランプ氏の掲げた公約の政策が抵抗なく実施される見通しから金利上昇圧力が強まったようです。米10年国債利回りは4.43%。米株式は大統領選後の連日の高騰から利益確定に押された様子で反落。NYダウが前日比382.15ドル安の43910.98ドル、ナスダックは前日比17.362ポイント安の19281.401、S&P500は前日比17.36ポイント安の5983.99。
FRB要人の発言ではバーキン・リッチモンド連銀総裁は今後の経済シナリオについて2つの展開を想定。1つ目は、米選挙を巡る不透明感が消え、企業が投資・雇用を再開した場合、金融当局としてはインフレの上振れリスクを警戒するシナリオ。2つ目は購買力低下による利幅縮小に対応して企業が人員を削減、その結果として雇用リスクが上昇するシナリオ。経済の展開次第で対応していくとの姿勢を示しました。米ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は、来月のFOMC会合での利下げ一時停止の可能性について尋ねられると、「インフレ面で驚くようなことが起こらない限り、見通しが劇的に変わることはないだろう」と返答。12月の連邦公開市場委員会(FOMC)会合で追加利下げが適切かどうかを判断するため、今後発表されるインフレ関連データに注目する考えを示しています。

【ドル円 日足】

【NY金12月限 日足】
[WGC 世界のETF(トン)]
[WGC 世界のETF(金額)]
[WGC アジアのETF(金額)]
【OSE金標準先物 日足】
トランプトレードによって株式や暗号資産への資金流入が「金」価格にブレーキがかかりNY金12月限は3日続落の前日比11.4ドル安の2606.3ドル。FEDウォッチでは12月の0.25%利下げ予想が60.28%に低下し利下げ観測が後退。SPDR金ETF残高は大統領選投開票日の11/5から6営業日連続で減少しています。しかしETFについては世界全体でみると増加傾向は数年に渡って続いてきています。トン単位でみるとパンデミックの2020年がピークとなっていますが、ドル(金額)単位でみると2020年を優に超え増加傾向は加速しています。結果的には通貨価値の低下が金価格を押し上げているものとみられます。この11月に入ってからは特にアジア地域でのETFがドル(金額)単位で急増。北アメリカ地域での売りをアジア地域が買って吸収している構図です。トランプ新政権となり関税を引き上げ、不法移民を取り締まると、輸入物価、賃金上昇を招きます。トランプ大統領・上院・下院の共和党トリプルスリーによって債務上限の引き上げを容易におこない、財政出動による財政赤字拡大は必至となるとみられます。今までも投機的な短期急落一巡後に再度買い直しされ続け、今の金価格は築かれています。OSE金標準先物10月限は11:45現在前日比98円高の13041円での推移。240分足で見ると・・・。

【NY白金1月限 日足】
【OSE白金標準先物 日足】
OSE白金標準先物10月限は前日比28円高の4736円で3日ぶりの反発。200日移動平均線が4684円に位置しており下支えとなるか?

 

 

 

 

 

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