資産価格の上がり方には2つある。
1、流動性相場
これは体型でイメージすると脂肪体型
2、業績相場
こちらは筋肉質な体型
どちらも、上がれば上がるほど図体は大きくなるが、この図体は相場だと時価総額のこと。世界中金融緩和をやっているので、マーケットが今資産価格で注目しているのは筋肉より脂肪。。ただし、脂肪がつき過ぎると様々な病気をもたらす。怖い怖い
2013年10月24日木曜日
7月ー9月期の円安効果は?
70円台の円高から90円台の円安効果は確かにあった。この円安によってJカーブ効果か得られるということだった。
*Jカーブ効果とは、貿易収支が赤字(黒字)という不均衡の状態にあるとき自国通貨の為替レートは下落(上昇)するが,それがかえって短期的には赤字(黒字)幅を拡大させる効果をもち,その後徐々に輸出数量が増大(減少)して不均衡が解消されること。この経過をグラフに表した場合に J 字型になることからいう。
確かに今までは円安効果があったが、もう少し具体的に見てみるとどうだろうか。本当に輸出が数量ベースで増加しているのか?
地域別で見ると、対アメリカでは安倍政権発足時よりわずかながらプラス。EU・アジア向けは、金融緩和による円安で6月まで増加していたが安倍政権発足当時と同じ。
品目別で見ると、
・耐久消費財(車など)→安ければ安いほど売れるものだが、80年代に全体の30%を占めていたこの分野では、現在では15%程度。輸出ではなく現地生産にシフトされている。当時ほどの円安効果を得られない。
・資本財→これは安ければ売れるというものではなく輸出先相手国の企業の生産活動があっての初めて売れる分野。アメリカの金融緩和縮小ムードにより、新興国からマネーが流出している今、こちらも効果が得られにくい。
結局のところ、ここまではグローバルな大企業にとっては円安により、為替差益による効果はあったが、円安によって輸出が数量ベースで増加したかというと安倍政権発足時とほぼかわらずであったということ。
貿易によるGDP成長率の増加は、大きな項目の一つである。7月ー9月期のGDPが11月14日に出るが、今の段階での予想は前期比年率換算で+0.3~+0.5%ではと。ちなみに、当初の想定だと+2.2としていた。このひらきはとても大きい。
確かに今までは円安効果があったが、もう少し具体的に見てみるとどうだろうか。本当に輸出が数量ベースで増加しているのか?
地域別で見ると、対アメリカでは安倍政権発足時よりわずかながらプラス。EU・アジア向けは、金融緩和による円安で6月まで増加していたが安倍政権発足当時と同じ。
品目別で見ると、
・耐久消費財(車など)→安ければ安いほど売れるものだが、80年代に全体の30%を占めていたこの分野では、現在では15%程度。輸出ではなく現地生産にシフトされている。当時ほどの円安効果を得られない。
・資本財→これは安ければ売れるというものではなく輸出先相手国の企業の生産活動があっての初めて売れる分野。アメリカの金融緩和縮小ムードにより、新興国からマネーが流出している今、こちらも効果が得られにくい。
結局のところ、ここまではグローバルな大企業にとっては円安により、為替差益による効果はあったが、円安によって輸出が数量ベースで増加したかというと安倍政権発足時とほぼかわらずであったということ。
貿易によるGDP成長率の増加は、大きな項目の一つである。7月ー9月期のGDPが11月14日に出るが、今の段階での予想は前期比年率換算で+0.3~+0.5%ではと。ちなみに、当初の想定だと+2.2としていた。このひらきはとても大きい。
戻り売り根強い?
おはようございます。
市況は総じて売り買い交錯の模様。
中国の金融引き締めへの懸念が広がり、株安はNY市場まで響きました。前日の
米雇用統計の内容から米金融緩和縮小の観測が遠のき、「さあ、リスクオン!」と
アクセルを踏みかけたところですが後続の支援材料も見当たらず、狙い通りかどうか
助手席で中国にブレーキを踏まれてしまった感じです。(そう言えば先日も米財政協議が
合意に達しようとしたときにも中国格付け会社が米国債を格下げしてました。)
今年に入り、『出口戦略』とは言いつつも今だトンネルの出口が見えていないような
気がします。米財政問題、中国景気腰折れ・・・そう簡単にはいきません。
【金】
戻り売りムードも強いのか、雇用統計に続く材料もなく下落し、-8.6ドル。
昨日の東京市場では、前日夜間で4,200円以上の売り指値がヒットしたようで、フロアの
買いポジションはかなり減少しました。日中の引けにかけて、円高により下落しましたが、
ポジションを見る限りでは再び買い下がっていると思われます。
確かに昨日のように大きく上げても後続の材料もなく、すぐに利食い売り(または戻り売り)の
手が出てきます。当面、売り買い交錯しながらの展開でしょうが、レンジを少しずつ
切り上げてきています。押し目買いでいいと考えますが、本腰を入れて買うのはまだ
難しいようです。
【とうもろこし】
大豆とともに値動きがとても鈍いですが、当初から方針はそのまま変わらず。
先限つなぎ足での安値23,990円にストップロスを置き、26,000円目標の買い方針です。
8:48現在
ドル円 97.37円
NY金 1332.50ドル 換算 -11円
NY白金 1436.30ドル 換算 -19円
BRENT 107.50ドル 換算 -1,350円
コーン 換算 +130円
大豆 換算 +340円
市況は総じて売り買い交錯の模様。
中国の金融引き締めへの懸念が広がり、株安はNY市場まで響きました。前日の
米雇用統計の内容から米金融緩和縮小の観測が遠のき、「さあ、リスクオン!」と
アクセルを踏みかけたところですが後続の支援材料も見当たらず、狙い通りかどうか
助手席で中国にブレーキを踏まれてしまった感じです。(そう言えば先日も米財政協議が
合意に達しようとしたときにも中国格付け会社が米国債を格下げしてました。)
今年に入り、『出口戦略』とは言いつつも今だトンネルの出口が見えていないような
気がします。米財政問題、中国景気腰折れ・・・そう簡単にはいきません。
【金】
戻り売りムードも強いのか、雇用統計に続く材料もなく下落し、-8.6ドル。
昨日の東京市場では、前日夜間で4,200円以上の売り指値がヒットしたようで、フロアの
買いポジションはかなり減少しました。日中の引けにかけて、円高により下落しましたが、
ポジションを見る限りでは再び買い下がっていると思われます。
確かに昨日のように大きく上げても後続の材料もなく、すぐに利食い売り(または戻り売り)の
手が出てきます。当面、売り買い交錯しながらの展開でしょうが、レンジを少しずつ
切り上げてきています。押し目買いでいいと考えますが、本腰を入れて買うのはまだ
難しいようです。
【とうもろこし】
大豆とともに値動きがとても鈍いですが、当初から方針はそのまま変わらず。
先限つなぎ足での安値23,990円にストップロスを置き、26,000円目標の買い方針です。
8:48現在
ドル円 97.37円
NY金 1332.50ドル 換算 -11円
NY白金 1436.30ドル 換算 -19円
BRENT 107.50ドル 換算 -1,350円
コーン 換算 +130円
大豆 換算 +340円